2014
6/03
デジタルカメラ色に染めよう ユーノスロードスター全塗装 いよいよ本当に塗装編その11
- 2014.06.03
- 社長のつぶやき
- 0
はい! 遅ばせながら・・・ こちらの話題はまだまだ続きます。。
ということで
塗装です
今回の色はキャンディーバイオレット
Facebook等でも画像はUPしておりますのでお分かりいただけていると思いますが・・・
とにかく色映えするカラーリングな為に 下色~上色まで 吟味しないと鮮やかな バイオレットパープル感は出てくれません
先週は「サフェーサー塗装」までの画像をお伝えしましたが 今日からいよいよ塗装となります
・下色(ピンクメタリック塗装)→・中色(バイオレットに青と紫のパールを混ぜたものを塗装)→・上色(赤0.5に対してクリヤ10のカラークリヤー塗装)→・仕上げクリヤー塗装
ということで 世間一般に「手間だ」と言われる「白のパール(通称・3コートパール)」よりも 一工程多い4コートパールなのです
ということで いってみましょう
↑こちら 前回お伝えした サフェーサー塗装
この後 研磨を入れ 面出し作業をし
↑下色のピンクメタリック
このメタリックは 塗装後 太陽光の下に出た時に キラキラとしたメタリック感を出す為に 塗ります
その後
↑中色
この中色のバイオレットパールでも十二分に綺麗ないろなのです(クリヤーが塗装されていないので鮮やか感はありませんが)
すごい綺麗な色なのですが あの「デジカメ」の様な「透明な感じ クリヤー感」は これだけでは出せないのです
その上に
↑上塗りの「カラークリヤー」いわゆる「キャンディカラー」を塗るわけですね
って バイオレットキャンディーなのに 「赤のキャンディー」を塗るのです
それはですね・・・
本来ならば バイオレットのカラークリヤーを塗りたいのですが それですと 鮮やか感が落ちるのです
正面から塗った色を見ている時は良いのですが 斜めから塗装面を見たときに 塗装面が「白濁り」した感じになるのです
それが バイオレットの原色の特徴でもあるのですが 今回は「透明感」を出したいのです
そんなことから 一番 明るく透き通った感じに色が出る色は と実際に調合していくと このレッドだったのです。
それにあわせ 下の色のパール感の紫を強く出して その上にこのレッドクリヤーを乗せることにより
パープル感が グッッ!っと でるのですね。。
とにかく 今回の色は 下色以外全て「透け色」なのです
この「透け色」というのは 太陽光など 強い光が当たる時には 下色~中塗りが反射して色が発色し
夜などの 蛍光灯や水銀灯などの 弱い光の際には 中色~上色が発色した色見になるという
まあ なんとも説明しにくい・・・色でして・・・
つべこべ いうより 画像でいきましょう。
色感を合わせるために テストピース(テストの塗り板)と確認しながら塗っていきます
先ほどの中色より パープル感が少なくなってますよね・・・ でもこれでいいのです。。
↑塗りながらも この様な内部の見えにくい部分で 塗装回数の調整をして 色見をとにかく確認しながら
塗りこみ 塗りこみ
最後はクリヤ塗装で締めます
確認をしながら 最終塗装仕上げに
と 書けば長い 塗装編でした
また 改めて 色に付いては 下色 中色 上色 と ご紹介させていただきますので お楽しみに
次回は いよいよ ボディ塗装終了 「太陽光の下へ 本当の色見」編ですね
コメント