前回熱を加えて修正したバンパー 

    

ペーパーがけをして 次の作業に移る準備です

修理前に比べて 形が元に戻ってきているのわかりますでしょうか??  この時点でも「バンパーの甦生が働いていないか??」を確認しながら 幾度も熱を加えては いろいろな条件をバンパーにかけます 落ち着いた時点で 熱を加える作業は終了~次の作業へ。。

画像の処理の後は 成型パテをつけていきますが ここでポイント。

本来であれば このシルバーの色を研磨して剥がし バンパーの地を出し その後にバンパーパテにて修正といくのですが 今回 バンパー側にそんな大きな外損がなかったので あえてシルバーの色で研磨を止めたのです 

なぜ??か というと バンパーの素地まで削ってしまうと バンパー専用のパテでも密着はしますが密着度は塗装の上に通常のパテの方が密着度が高いというのが 研究の結果から出たのです。ですから 今回の研磨はパテが密着するレベルの研磨にての塗膜研磨で済ませたのです。(この密着の研究は 当社とパテメーカーさんで「あ~でもない こ~でもないと」実際の作業とデスク上での計算式から成り立っているのです この考え方は修理する人により違いますので「この方法が絶対」ってことはありません。。あしからず)

 

ここからは 塗装に向けて最終の成型となります 

最終成型にはパテを使用します 「パテ」と聞くと「凹みを埋める」という解釈になり 通常私達の仕事ではなるべく隠しておきたい作業でもあります(ですから あまり この作業に関してはWeb等でも公表されていないと思います)が 当社では 当社の作業方法を公開します。

↑一回目のパテ付け後 

   

↑そして 研磨する  角部のラインがくっきり出てきているのが分かるでしょうか??

 

  

↑二回目のパテ付け  その後熱を加えて乾燥 と同時に歪み状況も改めて確認します

  

↑そして再び研磨 ラインが成型されました。

ここで気になるのが 「パテの厚さはどの位!?」でしょうか?? 今回の厚みは1mm位と思われます。