2014
10/20
クルマを乗り替えるか車検を取るか??? マツダ アクセラ編
- 2014.10.20
- 社長のつぶやき
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ということで 昨日は 今までの経緯をお伝えした アクセラのエンジン不調編
昨日のおさらいです↓
・今まで2店舗で点検してもらったものの・・・確実な原因を突き止めることはできず・・・
・この10月が車検 車検を取得するか?日数的にも追われている
そんなときに そんな世間話を会社の先輩と話しをしたら「羽鳥に行け」と言われて 今回来店
そんな来店時 ちょっと時間があったために「では点検してみましょう」ということで・・・
↑昨日の書いた事 数行で済んでしまった・・
ということで 点検作業開始!
まず
・エアコンを入れると調子が悪くなる ーーーエアコンのコンプレッサーに負担が掛かっていて それが原因??
・エンジンの吹け上がりは問題なしーーー燃料系ではなさそう
・現時点ではエンジンの警告灯は点灯せず 診断機にも出るエラーはなし
・どこぞかのバルブは替えたらしいので その辺りの点検もされているはず・・・
と お客様を前に そんな話をしながら診断・・・
そうなると・・・クルマの大きなトラブルの多くは「燃料系」か「点火系」
どちらもあやしいが・・・ とりあえず今できること
わたし「点火系もあやしいので 見てみましょうか? 点火系統って 何かされました?」
Tさま「点火系統も点検はした と・・・」
わたし「そうですか・・・」
でも 現時点で 点検するとなるとそこしかなく・・・
わたし「プラグ見てみましょうか??まぁ なんともいえませんが コイル(エンジンに火を飛ばす点火装置)やプラグが原因ってこともありますし・・・」
ということで コイルを外し プラグを点検
4気筒エンジンなので 4本のプラグとコイルを使用している
順番を間違えない様に一本一本 取り外し 確認 ブラシで清掃し取り付け
(今は プラグを清掃して 再使用なんて あまりやりません プラグがあやしい点検→プラグ交換 というのがほとんど ですから 今回の様な プラグ清掃して再取り付けといった作業はほぼやりません・・し 逆に今の時代プラグをむやみにブラシなどで清掃することにより具合が悪くなるケースもあったりすると 私は思います)今回の清掃はごく稀な例ですし 現時点でそれ以上の作業確認ができませんので実施してみました
この時点で 4つのうちの 1番側のプラグが少々かぶり気味・・・ でも そんなに酷いものではない
清掃後 元の位置に取り付け
わたし「エンジン始動してください」
Tさま「はい エンジン掛けます」
エンジン「ブルブル~~ン」
と調子よく始動
わたし「ではエアコンスイッチをお願いします」
Tさま「はい 入れます」
と お客様に手をかりながら・・・作業は進む・・・
Tさま「うぉ!直った!!エンジンがぶれない!!」
わたし「ははは・・・」
Tさま「すごい!エアコンが動いているのにエンジンが安定している!!」
わたし「もしかしたら この「プラグ(スパークプラグ)かプラグ(プラグに火を飛ばす)どちらかが原因かもしれませんね」
ということで・・・ 単純なところに原因があったのかもしれない・・・
お客様は「これで直るなら・・・車検を取りたい!!」と 今まで何年と不調を抱えていただけに 感動していただき・・
わたし「確定とはいえませんが とりあえず 点火系から攻めてみましょう」
Tさま「是非!お願いします!! でも・・・」
と ちょっと まだ最終決定(車検を取得して今後乗るかどうするか??)を躊躇している感じが見受けられる Tさま
そうでしょう いままで一年以上 あれやこれやで プロにこのクルマを見てははもらったものの 「50万円掛かる」だ「部品交換」だ と 実施して 直らなかった・・・ それで今回 「これで本当に直るのか??」と 思いますよね 疑いますよね??
Tさま「本当に ここ交換すれば直りますかね?? でも 今 こうして作業してもらって調子が良くなっているもの事実 ピンポイントで ここを清掃して これだけ違いがあるのだから 間違いないとおもいますが ・・・」
と わかります そのお気持ち・・・ それゃそうでしょう あれだけの振動と今まで付き合って乗ってきて やれ50万だ買い替えだ とくれば・・・
わたし「では 車検満期まで時間がありませんので とりあえず まずは プラグ交換をしてみて 様子をみる それでエンジンの調子が良ければ車検に 悪ければ 考える 本来であれば コイルも同時に交換したいですが これ交換すると一本1万円*4本となるので それは二の次として とにかく 今は費用的にも少なく済む「プラグ交換」でいってみましょうか??」
Tさま「では その方法で」
と ご予約を頂き 後日お預かり作業
調子を見ながら プラグを交換していきます
交換したプラグも 順番に 箱に入れて保存します。(不要ですがね)
↑エアークリーナーも汚れていましたので 交換 新旧の比較です
部品交換後 エンジンはすこぶる調子がいい
そして 車検に行ける準備を
ここで 追加作業 目視の時点ではわからなかったが タイヤを外したら・・・
ステアリングエンドブーツが・・・
ブリッっと
角度によって口が開いてしまう・・・ これは車検に取得できません!ので 交換させて頂きます。
この時点で お客様からは「最低限度で車検を取得し エンジンの調子がよければ 今後を考える」という条件付き車検なので 最低限度の作業で進めますが ここの部分は 私の独断と偏見で 左右同時交換させていただきます。
そして 車検も無事に合格
その後の試乗でも エンジンのブレは少なくなってはいたが 少し気になるブレもあったが 無いに等しい
その旨を お客様に報告し
そして 納車の日
朝から最終確認で 長時間 エンジンを掛けっぱなしで放置していたら・・・
時折 息つくエンジン やはり気になる・・・高熱でコイルの不具合が出る様子・・・
ということで 再確認すると
一番コイルがあやしい・・・
納車時にお客様にその説明をして 様子見で その結果 どうするか決めましょう
ということで 今回は納車させていただきました。
また 今回「車検は最低限度で」ということで その他は交換などしておらず 本来であれば ブレーキパッドの磨耗等で交換作業があるのですが それ以前に「エンジンの不調」が調子よくならなければ 作業しても意味をなさないので 年末もしくは来年早々にブレーキ作業もあるので その際に「数ヶ月乗ってどうだったか?」「この後何年乗る?」を確認し 点火系統ももう一度 見直そうと思いますが 何せ 今まで「たらい回し」状態のこの車両にお客様もその辺り(部品交換して本当に直るのか?)に対してものすごく慎重になっております(当たり前ですよね あのエンジンの振動じゃ・・・)そこを 汲み取って 今回はこの様な納車となりました。
とにかく 長い間 調子が悪かったエンジンです プラグ交換で 調子を取り戻すこともありますし・・・
(人間と同じで 今まで 悪い部分があると どうしてもそこの部分を「保護しよう」と 違うところに無理が掛かったりしますよね ですがら不具合部が完治しても 完全に調子を取り戻すまでは ちょっと時間が掛かったり ということもありますので)
クルマのケアもそうですがそれよりも 「本当に直るのか??」という お客様の「心のケア」も同時にしないと この修理は完治しません 部品交換すれば直るのかもしれませんが 仮にそれでイマイチだったら お客様の心は更に傷がつきます。そこを大切にしたいと私は思いましたので
「長時間のエンジン始動で 熱を持ったコイルが調子を崩すケースがあると思いますので その辺り 様子みて乗って頂けますか?」と納車させて頂いたのです。
お客様も それには 理解頂き 「こうしてピンポイントで原因を突き止めてくれただけでもありがたいです」と 理解していただきました。
ということで 本日も長々とお読みいただき どうもありがとうございました。
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