と いうことで 毎日が文化際の「羽鳥貴久」が 本日も元気に お送りいたします。

 今日は「山口一郎」さんの話題・・・を と・・・

先日の情熱大陸に出てましたが ロックグループ!?「サカナクション」のヴォーカルでもありますね。 

私も以前から知ってはいましたが この人 「気になった」ことがあり 調べてみましたが 発想が斬新というか 面白いといった感じの人。。。

「打ち込み」というのでしょうか?今の時代 i-padいやi-phoneでも曲作りができる時代 それを上手く見せ パフォーマンスをしてみたり 先日の情熱大陸はわずか数分しか見れませんでしたが とにかく やること斬新で面白い。。 「いかに演奏している様に見せるか」ではなく ノートパソコンの前で各担当がキーボードを叩き「聴かせる」という NHKの紅白でもやってましたね  そんな 山口一郎さん これからも目が離せないアーティストでもある。。

 

で ですね・・・ 今日は工場お休みとなり 私一人の出勤で朝からバタバタです・・・すみません しばしお待ちください。。IMG_5567

昨日未明から 当社前の通りの交通状況が変わりました

IMG_5566

 交通量が多くなり

IMG_5571

とにかく クラクションの音が うるさい 位に 増えた。。

でも デメリットばかりでない

この「通行止め」で 当社前の進入は 通りからはできなくなったが 「安全」面では良い方向なのかな??と・・・

それよりもなによりも 第三京浜の降り口から当社は「丸見え」なのだ  これは 絶好のアピール!!看板か?巨大バルーンか!?

 

と いうことで 今日もいってみましょう

 

昨日の夕方  

今夜納車する軽自動車の 通称「軽バン」の 最終仕上げ

こちらのお客様 荷物を運ぶ「運送業」を営んでおりまして 短距離での・乗り降りと・荷物の積み下ろし が多く  ドアの開閉やキーのON/OFFなど 非常に頻繁に行う為に 各部の痛みも激しい

今回「ドアをぶつけてしまった」ということで ドア交換の入庫

・ドアをリサイクル品に交換

その他作業もあり 納車準備を進めていると ドア開閉と共に「カチッ!カチッ!」っと ネジが緩んでいる様な音がする

確認すると

IMG_5538

 

 

IMG_5539 

↑ドアストッパー という「ドアを開けた時「これ以上ドアが開かない様に」するストッパー」を固定しているボディ側の根元でネジが止まっていない様子で ここから音が発生

IMG_5540

↑「ネジの締め付け忘れかな!?」と確認までに締め付けると 「クルッ・・・クルッ・・・」っと・・・ 嫌な予感  これから納車だっていうのに・・・ これかい!?

・時間もないので このまま納車 しても良いのですが ドアを開閉する都度 ここには負担が掛かる 「ボロッ」っと取れてしまうのも時間の問題   仮にここが取れて外れてしまったら・・・ ドアが全開になり ドア・フェンダーと曲がってしまい 隣にクルマが止まっていれば ドアが永遠に開くので 隣のクルマまでドアパンチすることに・・・

そんなまま 「おとぼけ納車」するわけにはいかない(いつも「おとぼけ」ですが私 ですが仕事はおとぼけはいけません!!)

しかし 困った もっと早く分かっていれば 他の手もあったのに・・・ 言ってくれればなぁ~  なんていっても 後の祭り

やるしかない!!  でも バラしたくない・・・(元に戻らなくなる可能性あるから)

さぁ 始めよう・・・

IMG_5541 

↑ネジを外すと「出た・・・」

 

 IMG_5543 IMG_5546 

↑ネジの山を見ればわかりますね 山が潰れているのが・・・

 IMG_5545 IMG_5544 

↑見てください。山が無くなっていますね・・・回りには鉄粉も・・・これはネジの山が削れて欠損した削り粉(カス)ですね・・・

まさに「カスカス」・・・

ドアを開けた際に「ドアがこれ以上開かない様に」というドア開閉には重要な部分 もちろん ここ一点に掛かる力もハンパではない それを考えると 「適当」な修理では これから先のカーライフに耐え切れないのである。

しかも 場所はAピラーという 袋構造な部分

運送で開閉が頻繁だからか!?

でも 諦めるのはまだ早い 考えよう 見てみよう 触れてみよう

納車まであと 一時間ちょっとしかない・・・ただ今18時過ぎ~  

ここのピラーを切断や溶接して修理する方法は 時間も無いし 強度的にも 今後の使用状況からして 耐久性が落ちるからダメ。

IMG_5558

ブレてますが ヒューズBOX裏あたりが丁度裏部分

IMG_5551

見る 触る・・・

 

「ひらめいた!!」 (というか この方法しなかない・・・)

 

丁度 別のクルマで溶接作業をしていた「スーさん」に「ちょっと溶接して!!」とお願いし

IMG_5547

溶接棒にナットを溶接してもらいました。

IMG_5548

無い知恵を絞れ!! う~~ん 頭が痛い・・・

 

これに見合うボルトも用意し・・・

IMG_5552

 

IMG_5553

↑早い話 こうして固定する方法に・・・  棒を溶接したのは 手が届かないところに止め穴があるので そこまでナットが届く様に アクセスの為に棒を溶接したのです。 また こうする事により この後 万が一外すことがあっても 取り付けられる様にしたのです。(後々のことも考えます)

IMG_5549

↑目探り 手探りで・・・

IMG_5551

↑う~~ん あと少し・・・

IMG_5554 

付いた!! 強度もバッチリ!!

IMG_5555 

ネジは変わってしまいましたが そこはお客様に説明してお許しを頂こう

これなら 運送で頻繁に開閉しても 耐久性も問題ない。。

IMG_5556 IMG_5557

↑覗いてみると奥に見えます(わずかに・・・)

そして この溶接で付いた棒は 邪魔にならないところに 少し曲げてそのままにしておきます。 というのも 次回の脱着時にも使える様にする為です。見る人が見れば「どう止まっているか?」が 分かる様にしておかないといけませんから。

この方法は そもそも 社外品の・スポイラーを付けたり ・ヒッチトレーラーのメンバーを付ける時に フレーム内に大きなナットを入れる時に使う技で 遠い場所にアクセスするための知恵袋的な技。。

そして 強度も十分に確保して安心して 無事に納車になりました。。

 

いやいや・・・ わずかな時間でしたが・・・ ホントに神経つかいましたわ・・・ やってることはたいしたことではないのですが・・・何せ時間が迫っていただけに・・・参った・・・

 

私は スタッフに こう言っております

「我々はクルマの修理のプロではあるものの トラブルは作業時にはつきもの 部品が壊れたり 失敗やトラブルは人間の仕事だから 「絶対に無い」ということは無い  問題は トラブルが起きた時に「どうするべき」なのかが 一番のポイント

今回の様なトラブルは そのまま納車してしまえば「その時」はことは収まるが 数日後にドア開閉時に「ガタツキ」が生じる

その時に対処したのでは 遅いのです そんな時に限り 良いアイデアや修理方法も浮かびません・・・

「作業中の部品損傷で部品注文などの際には 会社で部品代は持つし 弁償しろとは言わない とにかく 起きてしまった事を 隠すのが良くないと思うし そういう心がマズイ プロだから素人だからは関係ない 壊れるときには壊れるしトラブルも起きる それを責任者の私に報告して欲しい」と スタッフには 強く伝えております。 

幸いにも トラブルが起きてしまった際 現在お付き合いのあるお客様のほとんどが「了解!」と ご納得を頂けるお方が多く「それよりも 報告してくれたことが嬉しい」と お客様に言われる始末(良い意味合いで)・・・

それだけに「ごまかす」業界人が多いのも事実・・・ 何より お客様を「裏切ってはいけない」

 

本来 昨日の様な こんなトラブルは ブログに書く様なネタではない 

が・・・

お客様が知りたいところって そんなところでしょ!?なんて 思って 今日も書いてみました。。