2017
6/11
日曜版
- 2017.06.11
- 社長のつぶやき
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おはようございます。
先日 格闘技のTVを見ていたのですね
ここ数年K-1界で有名な「武尊」選手 がゲスト出演していて 面白いこと言ってた(このタケル選手 面白い試合をするんですよね 見ている側も楽しく まさに 自分も楽しんで 観客も楽しませる格闘家)
「選手紹介をされ リングインするまでが仕事 リングの中に入ってからは趣味として戦います」
と その言葉通り 笑いながら戦う彼の姿は・挑発的なのか?・本当に楽しんでいるのか? でも 彼 強いんだよね それがまた素敵な タケル選手 これからのK-1界を支えていくのでしょうね。
でも 名言ですよね 「勝つために辛いトレーニングして花道を歩くまでが仕事」 で「リングに入れば楽しい戦いの趣味の時間」 だなんて。。
さて いってみましょう
まずは スバルレガシー
角部 グニャっと。。
バンパーを外す
結構歪んでおりますが わかります 角部のところ・・・
これ 通常であれば交換
変形を直しながら・・・
整形
パテ使ってません。。。
素晴らしい!!
で 現在 塗装が終了しましたので その画像もいれますね!
お次は ルノー5アルピーヌのバンパーです。
↑リヤバンパー
↑フロントバンパー
と だいぶ お疲れちゃんです。。。
「当時の質感を再現した バンパーに仕上げて欲しい」
とのことで プラスチックの素材感を出そうなんて 無理ですので お断りですね 普通なら。。。
それに 仮に作業したとしても「こんな感じじゃない」と言われ 結果 どうしたもんかと・・・ トラブルにもなりかねない そんな お仕事依頼です。
が・・・
が・・・
そんな お仕事にも果敢に挑戦するのが「有限会社 羽鳥鈑金塗装工業所」なのである。。。
このバンパー 一見 キレイそうに見えるのだが お世辞にも「キレイ」とはいえない
というのも 色が塗られてしまっているからです
その 塗られた色の除去から。。
バンパー自体がプラスチックなもので 強い溶剤は使えない
地道に 地道に落としていくのです。。。
↑どうよ!みたいに比較してみたりして 目で確認しながら 剥離作業は進みます。
シコシコシコシコ・・・と おっ!落ちている・・・と 何晩も何晩も・・・
↑拭き取り開始で 数秒で
↑新品ウエスもこの通・・・
↑使ったウエスも こんな感じで 何枚も 何枚も・・・ なんまいだ・・・
↑ いいんでないかい??
まぁ ここまでが タケル選手で言う「仕事」なのでしょう ここまで 下処理をするかしないかで その後の仕上がりをも左右させる 下処理です。
さて 続きです。
そして 塗装に入ります
清掃・脱脂・清掃と・・・ 1にも2にも清掃なのです。
↑まずは 密着性を良くするために プライマーを塗布します 塗装ムラの様に見えるのは このバンパー樹脂の本来の色なのです。
↑そして まずは黒塗装
数回に分けて 塗っていきます 乾いては塗装を乗せ 乾かし 乾いては塗装を乗せ・・・と
↑均等にムラなく黒の色付けが終った所で 乾燥(10~20分位
この時点のバンパーは 黒の半ツヤあり状態に見えます 重厚感がなく この質感でお客様に引き渡したら 「???」という状態ですが この様な 仕上げの 素地バンパーを良くみかけますね。。
黒色が乾燥した所で
ここからが 本番
艶を落として仕上げに入るのです。
↓こちらは 塗装直後 完成の画像ですが ここまでくるまでに・・・
当初 60%位艶消しの調合で塗りはじめしたら 艶感はイマイチ
このまま 進めたら「このバンパーの質感ではなくなる」と 察知し 艶引け感を出す方向性で フラットベース(艶消し剤)を更におかわり(追加)。。
艶消し感を強く出す方向性へと・・・
最後は なかなかの質感で終了
いかがなものでしょう??
艶消しは 塗装後 艶を出す補正はできますが 艶が出ている艶消しを「艶を落とす」ことは困難
そこを十二分に承知して塗装を進めるのであります。
そして 本日 昨日より乾燥したバンパーを見て 思わずニッコリするのであります。
いやいや・・・緊張はしますが 思う様な仕上がりになった時には本当にうれしいものですね!!
塗装って ホントに 奥が深いです。
と いうことで 本日の作業は終了 日曜日は 早めに終わらせていただきます。
ありがとうございました。。
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