お預かり中の車両

エンジンの回転が時々不安定に・・・ちょっと点検です

エンジン不調時には・点火系統・燃料系統いずれかのトラブルですが 今回はなんでしょう??

まずは吸気系統を簡単に確認。。。

↑エンジンの空気を吸い込む「スロットルバルブ」 ここでエンジンに入る空気量をコントロールしている大切な部分  最近ここのトラブルが非常に多く ココをちょっと清掃してあげるだけで 劇的にエンジンが快調になることが多々・・・

でも 何でもかんでも清掃してしまってはいけません! ここには多くの電子機器が付いていますので その部分に 掃除の際に使う「クリーナー液」が入りこんでは 逆にエンジントラブルを起す要因にもなるわけで 何でもかんでも 「清掃すればよい」わけではありませんので・・・注意です。人間でいえば 鼻の奥といった感じでしょうか!?鼻が汚れていれば 空気も上手に入らない・・・=体調不良 なわけでして・・・

↑影の様に見えますが 汚れです(この汚れについては そのうち説明しますが 空気の汚れや エンジンの戻りエアー(ブローバイ)などが汚れの原因) スロットルの中も真っ黒 

 

 

そして いざ清掃

↑構造を確認し クリーナーが入ってはいけない部分には養生をし 最低限度のクリーナーを吹き付ける(ここは本当に注意しないといけないので 構造を必ず確認し 作業です クリーナーを吹きつけて全てをきれいにすれば良い って訳ではありません) ご自分で作業する場合には本当に注意してください。。

↑真っ黒です。。。この画像では ペーパーで拭き取ってますが ペーパーは切れますので スロットル内を清掃する際いは繊維が落ちない「ウエス」を使用し エンジン内にゴミが入らない様に細心の注意を払って作業を進めます。。

 

清掃に清掃で

キレイになりました。。 最初の画像と確認して頂けると その差はおわかり頂けるはず。。。 何でもかんでも ここを清掃すれば調子が良くなるわけではありません。また 「精密な部分であるから清掃なんて絶対ダメ 調子悪いときにはASSYで交換」と言われるメカニックさんも居るはず です。 交換は3万~6万位なはず。。。 交換が一番確実な修理方法ですが・・・ 現実はそうもいけないお客様が多く 本当にダメな場合は交換をお勧めしますがね。。 ちょっとのエンジンの不安定であれば ここで解消されるはず。。  多くのメカニックは「ここを清掃しても一時期的な修理であって 根本的には解消しないよ」 と言いたいところでしょうが・・・「それを言っちゃ~おしまいよ~」 先日の「ひざの先生」と同じで 「手術=交換 せずに 今できる事を的確に 悪化しない様に「これからを快適に少しでも過ごせる様に施術をする」 これが 我が社のスタイルです。。つか「スロットル交換で~~万円です」といわれたら 自分・・・「それじゃ~ディーラー持っていっても変わらないじゃん」 って 思うし 自分。。。

 

一台のクルマを長く乗る傾向が強くなって時代 少しでも快調に長く乗って頂きたいということから「私共なりに 考えて」日々の作業をさせていただいております 交換ばっかりが作業ではありませんが この手の作業って 一つ間違えると 「不調を 更に 不調にしてしまう」ことがありますので 注意しながら いわば「クルマと話しながら」作業してあげることです。。 愛です愛。。

 

ということで 今日は 師走の土曜日 皆様も気をつけて お出かけくださいね。。もう22日!!まだまだ 全開営業中~