四輪アライメントのご予約を頂いたお客様のご来店。

 

今回

「タイヤがボディからわずかに　はみ出しているのを　ディーラーさんに　指摘され　入庫拒否され　自分でキャンバーボルトを入れて　ﾀｲﾔをボディ収めたら　キャンバー角が付きすぎて　今度は　走行に影響が出てしまい・・・四輪アライメントを」

ということで　いろいろと悩みを抱えた　車両が入庫したのであります。。

 

お客様のご希望は

「とりあえず　タイヤをボディに収まる最低限での範囲でのキャンバー角の設定　と　安定して走行できる様　四輪アライメント測定・調整」

とのことで　早速　作業開始！

 

興味の無い人であれば　キャンバーやキャスターやトゥ　と四輪アライメントには　「意味不明の言葉」ばかり・・・　分かる人には「いったいどうやってやるんだ！？」と　思われるでしょう。

例えば～

・キャンバー角度の変化は「安定性と舵取り」に大きく作用し

・キャスター角度は「安定性」に大きく作用し

・トゥ寸法は「回頭性」に大きく作用する

と　書いてはみたものの・・・　どれも全てにおいて作用するだけに・・・　要するに　「トータルバランス」ではないでしょうか。。

 

 

まずは　今回メインのキャンバーボルトから

先に　四輪アライメントテスターの機器をつけて測定でも良いのですが　タイヤを脱着する度に　センサーをつけたり外したりと・・・　

そんなことから　まずは　簡単にあらかたキャンバー角度を決めてしまってからテスターをかけようと。。　

↑まずは　超基本的な測定方法　

お客様は　この方法で　「タイヤ上部がフェンダーの端部より出っ張っているからダメ」と断られた　とのことなので

 

↑キャンバーボルトをつけていると　難なく　タイヤは内側にありますが　キャンバー角が付きすぎていて　走行やタイヤの磨耗に問題が生じてきますので・・・

↑キャンバーボルトをﾉｰﾏﾙに戻すと　　分かりにくいですが　ごらんの通り　タイヤは外側に出てきます　　そして　ボディより外側にはみ出すのです。。。

ここで　おおよその出具合と寸法を現車確認のうえ把握しつつ・・・

 

今度は　タイヤを外して「キャンバーキャスターキングピンゲージ」を用いて　おおよその調整をする。

↑なんといっても「木箱」に入っている辺りが　年代を物語っているでしょう。

↑要するに　水平器みたいなモンです　気泡をみながら　数字にあわせる　　アナログマシンなのです　でも　「感」よりは　正確であろうと　今回　使用してます。

こうして　左右角度を測り　一番落ち着く位置で固定　

 

んでもって　調整後タイヤを取り付けてタイヤの傾き（キャンバー）を確認

↑　ギリギリ　タイヤが内側に寝ております

ここで　お客様より　角度はお任せいただきましたので　この時点で「ギリギリ」認定される位置で固定したのです。　これは　今後　車を乗っていくにつれ　キャンバーの角度が内側に倒れようとする作用は働くのですが　「起きる」角度への作用は9割方　働かないので　今後　タイヤが寝ることを考慮しての「ギリギリ」な角度設定なのです。　寝かせればいい　というわけではないのです。

もっと　画像を多めに　細かく説明　と思ったのですが　今回　急ぎだったのもあり・・・　画像少なめで・・・　また今度　分かりやすくいきますね！

 

 

そして　最後に　最新設備の「四輪アライメントテスター」を用いて　測定調整です。

　　

 

 

結果　最低限度のチューンにより　乗り味を壊さない　街乗り使用のノアの完成です。

結果　キャンバーボルトはノーマルを使用し　ノーマルのボルトで動く範囲で　タイヤを寝かしこみ固定　（このクルマは　ノーマルのキャンバーボルトでも1.00度位前後の調整幅がありました）

 

納車時　お客様に「今後乗ってみていただき　様子を見てください」と　現在　ﾅﾁｭﾗﾙな仕様ししてお渡し　納車となりました。

「アライメントを測定調整→　終了！」　では　なく　その調整が　お客様のライフスタイルに合っているのか？　調整をする必要もあるかと　わたしは考えます。

ということで　当社の調整は　「普通の「四輪アライメント」ではありません」

ノーマルの車体でも　お客様の使用条件に合わせたセッティングでいくのです　人それぞれに使い方がちがいますから　純正の調整値であっても　わずかなセッティングで快適仕様になるのです（例えば「ｽｰﾊﾟｰの駐車場に入れやすい小回り重視」とか「高速安定仕様」とか・・）

それでおいて　他店とは価格もそんなにかわらないのです（￥15.000-～￥40.000-車種により価格は違います）

 

お困りの際は　是非！！

 

（アライメントのご予約は　大変　好評につき　現在6月～となります　申し訳ございません）

 

今日も　長々とお読みいただき　ありがとうございました。。

 

 

 

今夜は

↑「地底走行車」　国の丸秘プロジェクトでの　四輪アライメントを・・・　　

すみません　悪い冗談です。。

でも　このクルマにも「四輪アライメント」は重要でしょうね　本当に走る走行車だったら・・・

 

 

 

 

 

 

 

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