2011
8/29
長い付き合いになるパートナー
- 2011.08.29
- 社長のつぶやき
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インターネット検索で当社を見つけていただきまして 入庫された この一台の車両
「スバル ヴィヴィオ」
お客様のご希望を聞くと
お客様「知り合いから譲り受けて これから乗っていこうと思うのだが どの様な点に注意したらよいか?
倉庫に長い間置かれていて乗ってない期間が長かったから いろいろと心配」
との事
私「とりあえず見せては頂けないでしょうか?」
という事で まずは現車確認でのご来店
お客様が実車を見せにきてくれまして いろいろと聞くと
・走行が3500kmの低走行車
・各部気になるところがちらほら ある。。
という事で・・・
というより 平成8年式で3500キロの距離! 極上車ですね。
私「これから乗るには 非常に程度が良い車 だが年数的に経過しているので ある程度は点検してから乗った方がよろしいかと・・ でも極上ですよこのクルマ」
と お客様にお伝えすると
お客様「では 点検よりお願いします」という事で 入庫
お客様は 今回 入庫にあたり 各部不具合や心配点を書いてプリントアウトして持ってきてくれました
その辺りから察しても お客様がクルマに対する思いが伝わってきます その気持ちに応えるべく 作業は開始!
今回の気になる点
①エンジン機関・ブレーキや足回りの点検
②エンジン?足まわりからの異音
③左テールランプを止めているクリップが欠落していて テールランプがボンドで固定されていて不安・・・
等々・・・
とにかく全体的に見て 現状を確認し 作業をする方向性で
まず テールランプ廻りの修理
テールランプを外してみるとボディ側には接着剤がビッタリと付着
ランプをとめるクリップが付く部分は中に入り込み凹んでいて錆が酷い状態・・・
バンパーが付いていると作業が厳しいので バンパーを外してしまいます
バンパーをとめているプラスチックのブラケットも破損 年数相応な汚れも大きく・・・
どうやら 以前テールランプを壊してしまう位に後ろ廻りを大きくぶつけたのでしょう で きちんと直さずにそのままテールランプをつけてしまった模様・・・。
さぁ 修理に入りますよ
錆の具合から察すると かなり前の事故の様子 このまま穴の開いた状態で長い期間乗られていた様ですが 室内には水の浸入も無くキレイです それだけでも良かったですよね 穴&室内水びたし では悲しすぎます。。
あれやこれやと作業を開始して わずか数分で
これだけの工具が並びます
錆により鉄板が薄くなってると思われますので 慎重に裏側と表側から叩きだして形を元の形に整えていきます いかがでしょう?多少出て復元されてきているのがわかりますか?
こんな感じで ハンマーとヘラでゆっくりと出しては整えて と元の形に戻していきます。
形がある程度戻ってきた時点で 錆を削り落とし 鉄板の厚さ等を確認します この時点で 錆が侵食してしまっていると削っているうちに「穴が開いてしまった」ということもしばしば・・
今回は錆もそんなに酷くなく 見事鉄板色のキレイな鉄が出てきました。
防腐処理を施し 塗装して終了 画像をみると少し歪みが残ってますが これを治すとなるとクルマにもダメージが残る事になるので(鉄板が錆で薄くなっています そこを作り替えるとか溶接で〜とか修理すれば別ですが 今度それはそれで他のリスクも(錆やこの先のこと)と考えると「今できる事をできる限り処置してあげましょう」とのお客様とのお打ち合わせの上の作業でした)といっても 通常走行には差し支えない程度の鉄板の厚みなので 大丈夫です
バンパーが外れているついでに後ろ廻りの泥汚れもキレイに洗ってしまいました。(最初の写真と比較するとその差が・・・)
そして組み付け
バンパーを組つけ いよいよテールランプです 修理箇所にクリップが付いたの わかりますか!?
テールランプが付く感じをイメージして撮影 出具合もOK
最終組付けをして 終了〜
今回のリヤ廻りの作業に関して 各部品の脱着・板金・塗装にて価格は3万円位で対応させていただきました
通常であれば5万位もしくは「直さないでこのまま乗ってれば!?」と職人さんだったら言いそうな感じ・・ですが そうじゃないんです!
錆の修理にかんしては ここまで
この後 各部安全点検 いくつかの調整箇所がありましたが 難なく終了。
入庫前の時よりはエンジンもスムーズになった感が少しありますが・・・
ここまで一台のクルマを手をかけると愛着が沸いてきます いつも。。
今後も長いお付き合いとなる愛車 クルマも長い眠りから覚めた感じがしますね。
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