こんにちは

本日 午前中は 町内会の 家庭防災員の研修で 消防署へ・・・

AEDの研修をして 戻ってから仕事

いざと言う時にですね 役に立てる様に 防犯・安全は日々の積み重ねでもあります

 

 

本日は「赤富士で塗って欲しい」

と 持ち込まれた バイクの外装一式

以前 当社をご利用いただきましたお客さまからのご依頼

わたし「赤富士・・・」

お客様Sさま「漆塗りの様な~ 赤富士の画である あの赤の質感なんです」

わたし「はあ・・・」

わたし「他にもっと なんか こぉ~サンプルになる様なのありませんか? 言わんとすることはなんとなく理解できますが・・・ う~~ん」

お客様「バイクの ヤマハのSRの~」

わたし「はいはい 外周が黒で 内側が赤いの 」

Sさま「そうです そうです!!」

わたし「わかりました 赤富士はイマイチ理解しておりませんが SRのタンクでなんとなく」

と いうことで お預かり

ですが SRのタンクは あれは 赤富士ではないだろう

私の記憶では 黒色ベースのタンクに タンク中央が赤くその境目がボカシ塗装みたいになっているから 濃い赤に見えると思いますが・・・ 

と 参考画像を探す・・・

これだ! 確かに渋みのある色ではあるけど ワインレッドだと思う

多分 この富士山の五合目あたりの白~黒っぽくなる「きわ」あたりの色であろうと・・・

で Sさまにも確認したのだが「グラデーションみたいに色が変わる様にしてくれ」って訳じゃないですよね? と確認し 「ベタで塗って欲しい そんな感じの色という事で グラデーションを求めている訳ではない」

と 

お預かりし・・・

数ヶ月・・・

お預かりした外装は少しずつ進めていたものの 「この色!!」という決定打となるサンプルはなく

なんとなく Sさまのいう 感じはわかりますが・・・ 今ひとつ 感じ取れない色・・・

お客様から「そろそろ出来上がりますか???」との連絡

こんなご依頼のお仕事です 忘れている訳ではないんです 「ひらめかない」んです

わたし「やります やります」

とお客様に報告し・・・

さぁ ここから 怒涛の色採取に入ります

私が調合をするのではなく 弟に任せてあるので「赤富士で調合」といっても「何言ってるの?」としか理解されないので・・・

そんな時に

神は私を見捨てていなかった・・・

先日 外に干しておいたタオルに

「テントウムシ」

あれ!?これ!?

うんうん 赤富士感あるじゃん!! これよこれよ・・・ でも この赤と言うか朱というか 違うんだなこれが・・実物は深海がある色なんだけどな・・・

神様が運んできてくれた テントウムシ  お父さんありがとう!!

弟「で 色は???」

わたし「漆塗りの富士山っていうか・・ 赤富士の 明るい~暗くなる中間の色っていうか」

弟「ハァ!?なにがしたい!?」

わたし「あ・・・すみません え~と・・・ テントウムシのサンバのような・・・」

弟「わかった!!赤青黄色の衣装をつけた」

わたし「「てんとう虫が しゃしゃり出て」 ってしゃしゃり出過ぎるのもなぁ・・・」

弟「確かになぁ・・・」

と いうことで 調合で出してきた色が こちら

二種類の赤なのですが これ同じ赤の原料なのです

端にありますが 黒色を塗装して 少しだけ明るめのパールを塗ってみたのと塗らない素の黒の上に 赤を塗ったのですが 下のくすんだ様に見える赤は ワインの様に 透ける様に 赤にクリヤを混ぜて カラークリヤとしたのです

赤色の下に塗られた黒が反射して あざやかな赤を黒っぽくさせる という 技法にてこの赤をつくりだしたそう

赤富士 どうよ!?

で メールでお客様に

この画像を送っても理解されないだろう・・・

から 色感を伝えるために

レターパックの赤とボールペンの赤を比較させ

電気の光に当たった質感・・・

なかなか奥深い感じのいいかんじなんだけど 画像だと伝わりにくい

ので お客様にも この画像を送って 「こんな感じ」と 感じを見てもらい

翌日 お客様が実際に来店 サンプルを確認すると 「これです これ」

と・・・

実際に太陽下のも見てもらいたかったので 翌日

太陽下で撮影 

なんかいいんじゃない!?

この太陽の下の画像を送ると 

Sさま「バッチリです これで塗装してください」

と いうことで 調合が決まり 

スパートをかけて 塗装していきます

 

と いうことで 難しい 調合ではありますが 色もきまり スパートをかけます

お待たせしまして申し訳ございません

あと少しです