先日 ご紹介させていただいたBMW 

 

話題がもう一つ

こちらの車 今回 

この様に「ALPINA」のシルバーの部分にキズが入ってしまってます

このシルバーの部分は ステッカーなのです。

この車の修理を開始する前 

板金担当のS氏(すーさん) S氏は 外国車を多く手掛けてきた職人さん

S氏「このALPINAのステッカー剥がして塗装するの??」と 私に聞いてきた・・

わたし「ALPINAの文字ステッカは剥がして 新品を張りなおすつもり・・だが」

S氏「このステッカー気をつけないと 石鹸水で貼り付けると 密着性に問題があり 貼るのが難しいかも・・」

と・・・以前の経験談を教えてくれた

ステッカーの貼り方

あたりまえのことだが ステッカーを貼るには 空気が入ってはいけない 

そうなると石鹸水をつけて 空気を逃がす様にして 貼り付けてあげるのが普通・・・であるが そうでないのもあったり

 

  

↑こちら ホンダ ストリームの ドアのサッシュに貼り付けてある 黒のサッシュテープ

こちらは 石鹸を使わずに「じか貼り」 の方が上手く貼れる気がする・・・ これも 幾度となく経験した結果・・だが こちらも 作業方法により 石鹸を使うもよし。

と 

で 今回のアルピナのラベルは 石鹸を使わずに位置を決めて 貼り付けるのは至難ではないだろうか・・・ と思い 石鹸を使う方法で行こうかと・・・ でも 絶対に失敗はできない それは「お客様 持ち込みのステッカー」であり ダメなら再注文すればいいや という商品ではないからだ。。

ということで 事前に予習していた こちらのステッカー 

さて どう貼り付けたかというと

① まず いつも通りの霧吹きに水+石鹸希釈にて ステッカー位置を決める

②位置が決まったところで エアーを抜くものの S氏が言う通り ステッカーは密着してくれない 

③霧吹きの石鹸水を捨て 水の量を増やし 石鹸の割合をすくなくする

④それをALPINAラベルに吹き付けて 石鹸希釈の様子を見ながら ステッカーが密着する石鹸水の希釈を変更していく・・・

③・④を繰り返し ステッカー位置を決め ステッカー内の空気抜き をして 貼り付け終了。

ここで 石鹸の希釈を 通常のステッカー貼り付け希釈だったら 上手くいかなかっただろう・・・

面積が大きいのであれば 石鹸水の希釈を本当にシビヤに考えて このステッカーに合った希釈にあわせるか

石鹸水霧吹き・ 水のみの入った霧吹き と二つ用意して 様子を見ながら使い分けながら 石鹸水で貼り位置を決め 決まったら 水で石鹸水を流し落としながら貼り付ける方法もありかと・・・ 我ながら ナイスアイデアである。。

 

ということで 貼り付け成功!!

 

今回こちらのBMWのお客様 当社ご利用は初めてのユーザー様 

最初に 見積もりで来店の際

「幾つかの修理工場に見積もりを取っておりますが 他店では ステッカーは貼り付けないが~~円で作業します」と言っていた」

と・・・

私は「何故 ステッカーをはらないんだろう・・・」 と思ったが そういう経緯があるんだと。。。

 

また お客様は 「その昔 板金修理で 嫌な経験があり 今回は慎重に 工場選びを・・・」

と 検討に検討して頂き  当社をお選びいただきました  ありがとうございました 感謝です。

お車お引渡しの際 お客様は「お宅は ブログを見てると どんな作業でもやってもらえるんですよね」と・・・

そういった意味では「お客様 とんでもない工場を見つけてしまいましたね・・・(笑」

ということで お客様の「困った」に 少しでもご協力できる様 日々精進していきたいと思います。

今回も ブログへの掲載 快く ご理解いただきまして ありがとうございました。

 

国外問わず メーカー 車種 問わず 出来る限り(もちろん無理なこともあります)頑張っていきますので ご贔屓の程 よろしくお願いいたします

 

今回も 素敵な お客様と一台の素敵な車に 出会えたこと 手掛けさせていただけたこと に感謝いたします。