2014
4/05
「ドアバイザーの取り外しには注意だよ」 スバルインプレッサワゴン編
- 2014.04.05
- 社長のつぶやき
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先日 ご紹介しました こちらの話題・・・ 今日はその 作業編です。。
先日も ご説明した通り ドアの窓枠 いわゆる「サッシュ」に取り付けられている「ドアバイザー」
今回は これの 取り外しによる トラブル!?
当店をいつもご利用いただいてますY様
今回 車を増車ということで 中古車を購入されたそうで
その クルマに「ドアバイザー」なるものが取付けられていて それを「要らない」と いうことで 中古車屋さん(メーカー中古車)に言ったら「はい では外しておきましょう」ということで お願いしたらしいのです・・・
が・・・
バイザーを外された車体には 両面テープの跡と 所々サッシュテープが剥がれていて タッチペンをされた跡が・・・
「これ以上は難しいです」とメーカーさん
「いやいや・・これじゃ~いかにもみたいだし・・・」とY様
「これ以上は無理です ウチではできません」とメーカーさん
「いやいや 「外せます」っていうからおねがいしたんだけど これじゃ・・・」とY様
「う~ん無理です」とメーカーさん
そんな やりとりがあったらしい のです
そして 白羽の矢が立ったのが 当社だったのです。
「どこまで できるかはわかりませんが 見せてください」と私
早速にY様がご来店
↑こちらは テープ跡がある程度取れている側のドア サッシュ部分です。 両面テープの糊の跡 わかりますか??
そして 相手側との交渉の末
・運転席側のドアサッシュはテープの貼り替え こちらはメーカーでの保障
・その他のサッシュ部の糊除去はY様の自払い
と言うことで 作業開始です
が・・・
この作業 結構大変なんですよ~
正直「やりたくない作業」であります
それは ステッカーを剥がして掃除したり また ステッカーを貼ったりと・・・
熱・溶剤・清掃・貼り付け
と 下地となる塗装面に 非常に負担を掛ける作業となるからです。それだけに 新しく貼り付けるサッシュテープの貼り付けに「失敗」するリスクが高いのです。
そんな事から メーカー様でさえ 避けて通りたい作業なのですね
実際 作業前に メーカー様と作業内容についてお話したところ「ウチの工場では 受けてくれない もしくは 断られてしまう作業なんです」ってメーカーの人が・・・ いかんでしょ!!
では なんで そんな 作業を当社が受けるか!? もうおわかりでしょう・・・
ということで 詳しくは画像を見てくださいな。。
まずは こうして 熱を加えて テープを剥がすのですが・・・ これは 家庭でいう「シールを剥がす」作業と同じ そう簡単には ペロ~っとは剥がれてくれません 地道に剥がすのです。 ここで 剥がす機械を使ってもいいのですが 汚れるのと この後またステッカを貼ることを考えると あまり塗装面に無理をかけられないので ここは手作業で・・・
画像を見てお分かりの通り この時点で・ドアミラーや 窓枠のゴムは外されてます。
そして 黒いステッカーを剥がした後は そこに残る ステッカー糊 そうです!このベトベトする糊を 溶剤にて落としていくのです
↑おわかりになられますよね あのステッカーを剥がした後の「ベタベタ」・・・ あれを ひたすら綺麗になるまで 除去していくのです。
この作業を数時間・・・ これゃメーカーさんも やらない訳だわ・・・ って仕事ですが お仕事は断らずにお受けしましょうね。。
そして 綺麗 綺麗 にしたところで 今度は 新しい ステッカーの貼り付け
↑すーさんが 手際よく 作業を進めていきます このサッシュテープを綺麗に貼り付けるのも技術の一つ 貼り付けの順番も重要で・・
こうして 順番にテープを貼り付け 見事完成!
綺麗になり 無事に納車となりました。
今回の件で ウチに来店の時には 「ここで断られたら・・・」と不安そうな表情でしたが・・・ なんとか形にできまして 良かったです。
でも これだけの作業を ドア4枚作業したら 相当な金額になります
ちなみに ドア一枚 テープの張替えをすると約3万~4万円 それをドア4枚と換算すると!!!
って 画像を見て頂ければ その作業の「大変さ」はお分かりいただけるはず・・・
他部分のテープ痕も綺麗に除去できてY様には お喜び頂き 無事に納車となりました
今回も 当社をご用命頂きありがとうございました これからも 末永いお付き合いにて よろしくお願いします
と いうことで 皆様も 「ドアバイザー」の脱着には重々気をつけてくださいね!!
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