社長のつぶやき

まずは　いつもの　お問い合わせのメールから

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選択　　　　　　　：クイック板金・塗装
状況　　　　　　　：傷, へこみ
傷・へこみの大きさ：35-40 cm程度
傷・へこみの深さ　：かなり深い
傷・へこみの場所　：ボディ左前バンパー付近
いつ頃の傷ですか？：2014年1月初頭
その他のご希望　　：現在乗車していて駆動に問題はありません。
完全に修理することよりも、見た目的に気づきにくい程度に修理できればと思っております。

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と　いうことで　画像つきで　お問い合わせフォームから　画像を開くと

ふむふむ・・・

クルマ上部から撮影された模様ですが・・・ﾊﾞﾝﾊﾟｰが切れてしまってないかい？？

今回の　クランケはそれなりに　ひどい　感じがするのですが・・・さて　どう料理しましょうか？？

 

これを「どの様に修理したいか？」がポイントになりますね

通常であれば「バンパー交換で　はい8万円位です」とかですが・・・　お問い合わせの内容からは「交換」をご希望されていない様子ですから　以下の様にお返事をお返しさせていただきました。

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K様

こんにちは
この度は　お問い合わせメールありがとうございます。
早速ですが　お見積もりです。
画像確認させて頂きましたが　フロントバンパーの損傷は大きい様に見えますが・・・

「今現状より目立たなく」ということであれば　できますが
「ある程度目立たぬ様」となりますと　　その辺りの感覚は　個々のお客様で変わってきますので
できましたら　一度現車を拝見させて頂けますと助かります。
遠方ではありますので　ご足労を掛けぬ様　事前にご予約いただきましたら　
現車確認のご来店→価格仕上がり共にご了解いただき→ご入庫→作業方法によっては2～3時間で修理→完成　という方法も可能です　
価格は　￥5.000-～￥15.000-前後　それ以上はお打ち合わせの上　となります

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その後　お客さまがご来店

（昨日入庫時　作業前の画像です）

お客さまのご希望をお伺いすると

「現在の状態だと　「ﾊﾞﾝﾊﾟｰ内部のｳｲﾝｶｰﾗﾝﾌﾟの取り付けも不安定で車検も取得できない」とﾃﾞｨｰﾗｰに言われたので　この凹が最低限度直り　ｳｲﾝｶｰﾗﾝﾌﾟがきちんと取り付いていればいい」「ﾊﾞﾝﾊﾟｰ割れ･亀裂部分は最低限度できる限りの補修でよい」

とのこと。

気になる価格ですが　損傷具合から当初予定していた価格では修理は厳しい損傷具合なので　改めて　上限を￥30.000-位　逆にそれ以上掛けるならば　ﾊﾞﾝﾊﾟｰを交換してしまった方が　よろしいでしょう　ということで　上限を三万円　ということで　ご提案。お客様も「交換となるとその倍近く費用がかかるので　それであれば　とりあえず作業してみてもらえないか」

では　　「お車をご入庫　よろしくお願いします」　ということで　ご予約を頂き　昨日入庫となりました。。

 

お約束通り　朝9時過ぎに　品川よりご来店お持込頂き　作業開始！

↑いやいや・・　結構イッてますよ・・・　普通「交換」ですわ　これゃ・・

こちらの作業は　すーさんにお願いすることに

わたし「あのー　いつものﾌﾟﾘｳｽなんですが　今回は　ﾊﾞﾝﾊﾟｰが切れていて　ちょっと難儀かもしれませんが･･･

すーさん「どれどれ・・・」（と　クルマを眺める）

クルマのﾘﾔﾊﾞﾝﾊﾟｰ付近を見る　すーさん「あれ！？後ろじゃないの？」

わたし「はい　今回はフロントバンパーで」

と　フロント部に　回り　損傷部を見たすーさんは

「わははは・・・・は」（きっと「この引きちぎれたバンパーを！？」という　呆れ気味の笑いの様な・・・）

わたし「あの～　とにかく直るかぎりでいいから・・・」

すーさん「了解　やってみよう」

ということで　作業開始！

今回は　わたしも「このバンパーどこまで治るかな？？」という　一抹の不安を抱えての作業開始でありました・・・（これ　本音ですが　　でも　今までの経験上で「とにかくできるところまでやってみて　あとは　お客様の判断にゆだねるしかない」のですけど）

ここからは　いつもの　作業風景で・・・「バンパーの溶ける寸前」のおいしい温度に暖めて～

↑粗だし終了！　早いね～仕事が・・・　さすがです！　

これ　・熱の加える部分・温度・範囲　と　上手にやらないと　上手く元に戻りません

よって　多くの職人さんは「こんなの無理だよ」と言われますが　そこは　長年の経験と技術と感なのです　　この作業　このエコな時代に　交換といわれている部品を　・修理してエコ　・それを直す匠の技！まちがいなく「内閣総理大臣賞」モノです！！と　　これ　テレビなどの「スゴ技職人！」みたいな番組に出れる技！？　テレビ業界からの　オファーは随時受け付け中　      あの　凹ってたバンパーが元に戻る姿は　作業している自分でも「お～もどったぜい～」って気持ちで　気持ちがよい。

ここで　形が戻って「はい　終わり」ではありません

↑バンパーを外して

 

↑内部の損傷の確認　少しだけダメージがありますが・・・　何とか　重要部を避けており　部品交換は無しで大丈夫そうですね。

↑ﾊﾞﾝﾊﾟｰに関しては　この外れた状態で　再び熱を加えて　出したり入れたりをして　変形を整えていきます。この作業が　仕上りに大きな差が生まれるのです。

↑当初　ここまでの補修は予定してませんでしたが　　割れている亀裂部分にはﾋﾟﾝを差込み「これ以上亀裂が入らない様」にするためにストップをかける意味でもﾋﾟﾝで固定（当初ここは　具合をみて作業する予定でした）

この後　再三にわたる熱処理により　変形修正　　

 

 

　

↑はい　いかがでしょう？？　　最後に　ｳｲﾝｶｰﾚﾝｽﾞの変形を修理し　無事に取り付けられたｳｲﾝｶｰ部。。

割れ亀裂がなければかなりいい仕上り具合ですよ！

 

この後　作業は塗装屋さんへとバトンタッチ！　割れ部分をｾﾒﾝﾄでｼｰﾙし　タッチペンして　少しでも目立たない様に仕上げる

    

↑タッチペンのお陰か？割れ亀裂も更に目立たなくなり・・・完成です！！

 気になる　お客さまへのお引渡しの時

現車を確認したお客様

「思ってた以上の仕上りだ！　まったく問題ない！！　ありがとうございます」

と　大変にお喜びいただいての納車となりました。

この　引渡しの瞬間が　ほんとうに緊張しますね　いつも。。。

 

今回は　ちょっと　難しい補修であった　プリウスαのバンパー修理でしたが・・・

  

 お客さまにお喜びいただけてなによりです。

 

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「こうなりました」の画像

 

本日も　長々と　ブログにお付き合い頂き　どうもありがとうございました。