2014
7/07
パワステつけて 楽々運転 スズキ ジムニー編
- 2014.07.07
- 社長のつぶやき
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6/22に業務連絡させて頂きました「ジムニーの電動パワステ」の件
時間を見ては作業をしてきましたが 本格的に作業開始です。
「なんで時間を見ては作業」なの?「サッっと片付けてしまえばいいのに」と聞こえてきそうですが
そうではないんです
こちらのクルマのオーナー様 お客さまI様 今回Webを見て初めてのご入庫のお客さまですが お車預かり前より 打ち合わせをし 今回入庫いただいたのですが
Iさま「パワステが無いので パワステを付けようと思い いろいろと調べて 電動のパーツを購入したものの・・・ いろいろな人や工場に相談しても「無理」 事情を説明すればするほど 誰もうけてくれない」
と・・・
このクルマは 油圧パワステ それを移植すればよいのですが そうなると・ステアリングギヤボックス・パワステポンプ・配管関係 と・・・ それなりに手間が掛かるが 確実に取り付けられる方法
今回お客様が希望する「電動パワステ」は この後のタイプから電動になったらしいのです それに エンジンまで変わっているのです。
「電動パワステにエンジンは関係ないだろう」と 思われがちですが・・・
電動パワステには 「車速信号」と「エンジン回転信号」という二つの信号を拾わないといけなく・・
エンジン形式が変われば 作動しない可能性も考えられる・・・
という なんとも 「動かなかったらどうするの?」的な 危ない橋を渡る様なお仕事なわけでして・・・
それゃ 受けたくないですよね
この作業を「受ける?受けない?」といっているときに ある業界人はこういった
業界人「えっ!そんなことやるの??」
わたし「はい お客さまが ず~っと付けたくて悩んでいたらしです」
業界人「でも そんな仕事だれもやらないよな」
わたし「なんででしょうね・・みなさん」
業界人「う~ん それだけリスク負って 仮に動かなかったら・・・ お金にならないじゃん 儲からないからやらないんだよ こういう仕事」
だってさ・・・・
いやいや 聞けば お客さまは 三年前位にこのパーツを購入し 自分でチャレンジしようとしたが 断念・・・ その後も 知り合いの整備工場や修理工場に相談しても「やめたほうがいい」と 言われ続け・・・現在に至る とのこと。。
せっかく 当社を探して 相談に来ていただいたのだから これも何かの「ご縁」ということで 今回は お預かり
そのかわり「 とにかく 一度各部を確認させて頂き できる様であれば 当社で対応させて頂く」という条件付きでのお預かり。
ということで ごちゃごちゃと いろいろな制限がある 作業でもありますので「合間をみて」ということで 対応させて頂くことに。
で 6/22に紹介させていただきましたが とりあえず ユニット本体は 無事に取り付き
ここが 断られる 原因の「電気配線」
今回お客さまは ハーネスASSYをご用意 このジムニーの配線一台分 ごっそりを用意されてきたのですね!!これ全部替えるには 少々大変でして・・ ASSY交換なんてしたくない・・・・
↑これは パワステコンピューター
配線を追うのと同時に 実際にパワステが動くのか? を各部配線をつないで仮に確認をします
実車に付いている配線 部品取り用の配線・・メインの電源はどこから取る??と・・・
とにかく 確実な方法は どうすることか??を考えながら 配線を追うのと 同時に 仮に動くかの配線処理。。
そして 第一回目 このクルマ初の 電動パワステ動作確認
鍵を回し 電源ON エンジンを始動 すると・・ ハンドルには モーターのスイッチが入った微振動が「ガクン」と!! やった 動いた・・・!!
と 書いていると なんとも簡単そうな 電動パワステ配線・・・
いや そんなモンじゃないですよ 結構大変でしてですね・・・
その後 テストをするも 動作には問題ない! やった!
でも 仮に配線した 電源線は 少しの間動かしただけなのに 細い仮の配線は 非常に熱を持ち・・・ 配線処理もしっかりやらないといけないと 実感・・・ 30Aのヒューズが付いていたので それだけに絶えうる電源が必要なのでありますね。。ということで 次回は 「大電流に耐えうる配線をどうするか??」
をお伝えしますね。。
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