という お客様がご来店

クルマは新車登録から 約半年位のピカピカの車

「この前直してもらって そのあと乗っていたら フロントのインナーフェンダー(フェンダートリム)(ボディ下部分のプラスチックのカバー)が走行中めくれてしまい破損してしまった  バンパーもなんだかグラグラなんだけど」

とご来店・・・

確かに 今回の修理箇所は その部分を交換したり脱着した部分

わたし「申し訳ございません ちょっと確認させて頂いてもよろしいでしょうか」

お客様Aさま「はい ちょっと見てみて」

わたし「バンパーのクリップが数個破損しておりますが・・・」

Aさま「え~ 特にバンパーの下を擦ったとかぶつけてはないよ」

わたし「確かに キズもないですし ぶつけた様子も無いですね」

Aさま「お~ 何もしてないのに ガガガ~~っとめくれてしまってよ アンダカバーが」 「そんで 停止して 元の位置に曲げたんだよね」

で 見ても 何か部品の付け方が悪い とか ネジやクリップがとまっていない というのはなさそう・・・ 壊れているクリップ以外は・・・ もちろんクリップも新品に交換しましたし・・・

が このインナーフェンダー 定位置に戻しても かなりの風圧が掛かったら???って構造に よくよく確認してみると そんな嫌~な気配が・・・しますが これはこれで純正の取り付け方法ですからね。。。

そのクルマは ちょっとした「イケイケなクルマ」 なので

わたし「もしかして・・・ スピードは何キロ位出してます?」

Aさま「ス・・・スピードかい・・・」

と 嫌な予感・・・

わたし「この様になるには よほどスピードを出したとか~~」

Aさま「い・・・い・・・いや OOOキロ位だよ」

わたし「えっ!・・・いやいや・・・そんな」

二人「・・・」

わたし「とりあえず 削れた部品を注文して~」とお伝えしたところ

Aさま「お・・・おっ・・・ じゃ~また ゆっくり来るよ・・・」

と言って そそくさと お帰りになりました・・・ その後 数ヶ月経過しますが Aさん どうしたんだろう・・・ ご来店ください。。

 

その後 Webで そのクルマの事例を見てみたら

普通に走行していても そのクルマは「200キロ以上」のスピードを出すと そこの部分のカバーが空気抵抗で 新車でもめくれてしまう という こと・・・  イケイケの人はそうなるらしい・・・ そこがめくれると「キレてるねぇ~走りが」ってことになるらしい・・・    それを回避するには そのカバーに幾つかの穴を開けて空気を逃がしてあげる方法をとるのだそうだ(もちろんメーカーではそんなことしませんのであしからず)。 

コレは リコールにもならないだろうし・・・ だって 日本の道路は 高速道路でもねぇ~ 100キロそこそこでしょ?確か120ってとこもありましたかね!?

(↑訂正・いや ありません!! 日本の高速は上限100キロです その高速道路の最高速度制限を守ること とのことですWiki調べ)

いや  サーキット走行だったのね・・・きっと・・・うん そうだ。。。  Aさんのご来店を待ちたいと思います。。

 

皆様も 安全運転で 今日も楽しいカーライフを!!

ちなみに私は 運転マナーの悪い悪者のお仕置き以外は飛ばしません(っても 制限速度ですよもちろん)。

 

 こういう「マカ不思議」系な 話題って 見ている側は 面白いかもしれませんね  そんな続きで 明日は「クルマが語る修復暦  天使がくれた時間!?いや くれなかった時間!?修復暦は真実を語る」編。。。

↑こういうの 好きなお客様多いですねぇ~  私も「えっ!・・・」っと 言葉をなくした 出来事でした(本当にあった実話ですので お楽しみに!!)