11/21先日お伝えした話題 後編

 

タイミングベルトが切れたこのクルマ・・・

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高速道路で突然の停止

で この状態とくれば 誰が「このエンジンを治そうと・・・」

一般の常識を知っている整備士であれば 「もうやめたほうが良い」と言われることでしょう。。。(ヘッド周りのスラッジは昔からでしたけどね)

 

エンジン載せ替えても そのエンジンはどうだか!?わからないし  

ならば 

「とりあえず ヘッドカバーを外し バルブ廻りを確認し 問題なければ タイミングベルトを付けてみてエンジンをかけてみよう」

ということに・・・

でも ヘッドカバーを外して バルブがウンヌンというまえに

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この時点でNG・・・ だが・・・ やるだけやってみましょう。。

 

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↑シャキーン! とりあえずタイミングベルトのみをつないでみました 

各部を仮組付けて・・・ エンジン始動~~ 

(この時点では 本当に最低限度のみの組付けなので バラバラの状態にほぼ等しい・・)

 見事エンジンは始動 でも まだ気は抜けない・・・仮組みなので そんなに長時間エンジンをかけておくわけにはいかないので 手短に エンジンの異音 吸気・排気の具合 を確認   ここで エンジンがダメであれば ガソリンをエンジンに上手く送り込めなかったり 排気が上手にされず・・・とか  不具合が生じるので エンジンすらも掛からないこともある・・

が・・・

今回このスカGのエンジンは非常に調子が良く ここで 初めて「これはイケるかもしれない」と 確認できたのだ。

誰もが「エンジン終わってるよ・・・」といわれたエンジンではあったが 大丈夫だったのである。

その事をお客様にご報告

わたし「Aさま まだ安心はできませんが 現状ではエンジンは大丈夫そうです!」

A様「良かった・・・」

わたし「では このまま引き続きで 作業させていただいてもよろしいでしょうか」

A様「よろしくお願いします」

 

と いうことで ここからが 本当の修理に入るのでした。

 

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・タイミングベルト

・テンショナー

・ウオーターポンプ

・各ベルト 交換

・エンジン内部の清掃

等々・・・

部品を交換して 見事復活!

 

ですが 実際にエンジンが安定するのには ちょっと時間がかかりましたが  心配していた 不調も出ずに 快調です。

 

そして お客様の了解を経て 私が数日乗らせて頂きました

この時点で 調子が悪くなれば 考えなくてはいけませんが 乗れば乗るほど 調子は良くなるエンジン!

続く・・・