2016
8/07
燃料噴出のその後は 雨漏れ修理へ・・・ いすゞ ピアッツァ編 その2
- 2016.08.07
- 社長のつぶやき
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リオ リオ リオ
と オリンピックが始まりましたね
TVが面白くなってきました。。
と 今日は寝坊なのでさっそく本題に
燃料ホースの交換だけで終わる予定のクルマ
またも 最後の清掃の際 みつけてしまいました。
カーペットの下にひかれた新聞紙を・・・
「車内に水が浸入する」のだと・・・
そういえば 言っていた お車預かり時に・・・ 更にさかのぼれば 一番最初にお問い合わせ頂いた時には「雨漏れがする」というご相談だったことを思い出す。。
そうこうしているうちに 半年が経過・・ ガソリンパイプが破裂して緊急入庫
で お客様曰く「雨漏れは具合よさそうで 症状が出ていない様な・・・」 ということで 雨漏れに関しては私も気を置いておりませんでした。
なんとも 納車日和な猛暑の中 納車準備です。。
で フロアマットと新聞紙をどかしてみても 水漏れ感は無い感じ 新聞紙も濡れていないから Goodかな なんて思ったのですが「確認だけはしておこう」ということで
車体に付いている フロアマットを剥がすと
フロアマット下には防音マットがありますが これまた吸水性抜群のマットでしてですね・・・
濡れていますね というより 水でビタビタです・・・
良くみれば フロアマットはビニールコーティングしてあり 水を通しにくい構造 限界が来ると表面に水が じわ~っとにじみ出るんですね。。だから 限界がくるまで 足元の表面に水は出てこないのですね ということは 雨漏れしてるな?と思ったときには 相当な水が浸水しているということですね。。
水を含んだ 防音 暮雨熱シート いわゆる「マットレス」みたいなもんです
水をたっぷり含んで 気温35度でも 乾きません・・・
ここで お客様に連絡
「納車の準備しておりましたが 雨漏れが酷いので 見させてください」
お客様「OKです 雨漏れは直して欲しいので見てください是非」 「順番もあるでしょうからいつでもいいです 急ぎません 「まだか!!」とお怒りのお客様を先行で作業してあげてください 私も接客業やっていたので それは重々わかっておりますので 私のは後回しでいいです 見ていただけるだけでありがたいです」
と・・・
涙がでてくる様な 「お客様からの信頼度」 たまりません。。 新規にもかかわらず お客様・・・ 私を信用していいんでしょうか??一番危険な選択肢かもしれませんのに・・・
とりあえずは ここまで クルマを納車準備まで持ってきているので 雨漏れの 原因を探りますか
水が溜まっておりますね。。
こういう時に疑われるのは・フロントガラスの合わせ目 が大きな原因と考えられがちですが 私の経験上 あまり フロントガラスの合わせ目から浸水 という経験はありません
ほとんどが パネルとパネルの継ぎ目の防水シールからのケースが多いのですが クルマと症状により その原因はわかりませんので
とりあえず ワイパー周りを外しましてですね・・・・ 多分この辺りから水が入っているのだろう と・・・
そして バタバタとして
夜になってしまい 作業再開
水道の水を 各部から流していきまして
水は上から下へ流れます 雨漏れを確認するときには ボディ下部から上へと点検していきます そうしないと 水漏れは判明できても「どこから??」がわからないからです ここの水を流しテストする作業が この雨漏れ修理のキモになります。。
ガラス? ダッシュパネル? どこから水が流れて何処へ行くのか?どこから浸水か?
室内を覗き込む・・・・
が・・・ わずかながら水が入るのはわかるが・・・ 決定打はみつからない・・・
少しずつ・・・ きた・・・・ ブレーキペダルの奥のダッシュパネルから水が つたって落ちてくる・・・
水が入り始めると一気に水浸しに・・・
ペダル奥のパネル付近・・・
ボディの各部を通り流れてくるので わかりにくい・・・
雨漏れ付近の穴に高圧エアーを押し込むと・・・
その後 水の経路が確保されて 今まで以上に水がジャバジャバと入ることを確認。。
ハイ おおよその原因判明
ダッシュパネルと ホイールハウスの継ぎ目部分 ブレーキブースター裏付近のシールからの漏れかと・・・
ちょっと掃除しただけで 防水シールが経年劣化でボロボロに・・・ これゃダメだ・・・
ということで 原因がわかりましたので ボチボチと修理をしていきますので 今しばらくお待ちください。。
外したカウルパネル付近の防腐処理や 清掃もついでに作業しよう
この「雨漏れの修理」の水の浸入口を見つけるって ほんとうに難しいのです
確実に判明させることができずに「ここであろう??」と予測して処置を施し その 読みが失敗すると更に迷宮入りしてしまうのが「雨漏れ」の修理
今回も きちんと「どこが どうで なんで水が入るのか?の原因が掴めました」ので ご安心ください
と いうことで オーナ様 今しばらくお待ちください 室内への浸水の原因は確実につかめましたので。。
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