2012
10/08
EV開発の技術者達の熱い思いに・・・ HONDA BEAT 全塗装編 その6 サフェーサーの巻
- 2012.10.08
- 社長のつぶやき
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マスキングが終わった車両
いよいよ 塗装です
といいたいところですが・・・
まだです。
全塗装するにあたり ボディ各部分にあった・塗装の痛み・小さな凹みや錆 などを修理しますが その修理後「サフェーサー」なる いわゆる「液状のパテ」を塗装してあげるのです そうすることにより 今までの塗装面の荒れを抑えたり 錆び止めの効果があったり と サフェーサーというものは すぐれものの優等生な下地処理材なのです。
まず 痛んだ部分や板金をした部分の部分サフェーサーを入れます。
これは 「化粧下地」とお伝えした方がわかりやすいかもしれませんね。 いわゆる「化粧液」になるんですかね。。ベースですね
乾燥後 ペーパーがけ(#600~#800)をして この次はボディ全体 の下地を作るために
ボディ全体に サフェーサーを吹き付けました
この作業をする事により 塗装面を「リセット」できるのです
今まで痛んだ塗装面をサフェーサーでコートすることにより 上から塗る新しい塗装は 今までの塗装に侵されることがなく 塗装の乗りが良くなるのです。
よく お客様からご質問をお受けするのですが
「塗装する際 お宅では 塗装を剥離して 一から下地を作ってもらえるのでしょうか??」
と・・・
もちろん それも可能ですが・・・ お金がかかります のと
今現在の塗装面が 酷く痛んでなければ「剥離」は お勧めしません。
「なぜ??」 かというと
剥離するということは 新車時の塗装やその下の 錆び止め処理 その下の鉄板し施されている 熱や科学処理による防腐処理等まで剥がしてしまうことになるのです。 もちろん 剥離した際は その 錆び止め処理から処理はしますが 製造時に施されている防腐処理に勝るものはありません (それまでもが痛んでいれば別問題ですが。) それが生きているのに わざわざ剥がしてしまうのは いかがなものであろうか??と 私は考えます。何より 鉄板を酸素に触れさせた時点で「腐食」は始まるのです。 とのことから その状況により そのクルマ 一台一台に合わせた 修理方法をお勧めさせて頂いております。
人のカラダと同じ 「美容整形で顔にメスを入れれば キレイになりますが 10年後20年後はどうなるか?は未知」
「今の肌に 気を使ってあげて 保湿やクリーニングを長く続けてあげる エステや運動でカラダがゆるくならない様に心がける」
の どちらがよろしいでしょう??
それは その人それぞれの考え方です クルマももちろん同じなのです。
こうして ベース作りが進んでいくのです。。。
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