2016
9/28
完全剥離は嫌なのです。
- 2016.09.28
- 社長のつぶやき
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「秋元康氏 新たに舞台劇団を立ち上げる」
と エイベックスの松浦氏とのタッグを組んで 新しいことを始める なんて ニュースで言ってましたが・・・
そうですか~ 楽しみですね~
なんでもそうですが アイデアですね 私も 頑張らないといけませぬ・・・
では 本題に入りましょう
塗装面が 白く膜が張った様になり 気が付けば色がパリパリとはがれてくる
まだ これは良い方ですね。。
ですが 酷くなる前に・・・
と 今回 この状況で入庫いただいたのは正解
この先 剥がれていく一方ですので そんなに「緊急」を要しませんが 早いに越したことありません
で いきなり作業途中の画像
↑サンダーという研磨機で削ります・・
いつものごとく「剥離剤は 使いません」 私は嫌いなのです「剥離剤」」(この理由は後ほど)
↑今回はダブルアクションサンダーという研磨機を使い研磨していきます
塗装面に対し 均等に研磨していかないと凸凹になりますので ここは無理せず慎重に作業を進めます。
この研磨に用いるペーパーといわれる 石が付いた研磨用紙なのですが それには 粗削り用#60~#120という番手から始まり #180~#400 と中間の番手 #400~#800塗装面の面調整番手 #800~#2000の最終仕上げと・・・その組み合わせは様々・・・
#60~#2000までの研磨用紙(ペーパー) どれを使うかは その作業する人の 考え方による
「研磨はなぁ~粗いペーパーでザクッ!っと削ってな 仕上げれば時間短縮」
や
「細かい番手で 塗装面の様子を伺いながら進める」
と・・・ その作業進行はさまざま
だからといい 「細かい番手で作業すれば丁寧に仕上がるのか?」といえばそうではない
「細かい番手で長い時間 鉄板に研磨熱を持たせれば 鉄板(このボンネットの場合アルミだが)は熱を持ち 限界を超えると「歪」を生じてくる。。
そんな研磨作業
ならば
「当社では 塗装を剥離剤を使い完全に色を除去してから塗装するで!」という 職人さんも
我が社では 今回 このクルマのボンネットは「剥離」ではなく「研磨」でいきます
研磨ペーパーは#120で表面の4割を削り#180で7割まで進める その後#240で8.5割 その後#400~#600で仕上げる方法で進めました。
ここで 削る層の確認をしながらですね・・・進めます
削られたクリヤ層
この時点で ボンネット塗装面は荒れておりません。
こうして 削られた 塗装面を確認しながら この先をどうする??かを考えながら進めます。
続く・・・
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