2017
2/27
ユーノスロードスターのFRPサイドシルもデリバリー開始 その3
- 2017.02.27
- 社長のつぶやき
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おはようございます
今週も新たに どうぞよろしくお願いします
先日 久しぶりに
第三京浜港北IC付近は すっかり変わってしまい
↑パノラマでも その状況をお伝えしにくい状態です
春はもうすぐそこ
昨年まで見れた「つくし」が群生していた場所は今や新たなるICの工事で もうなく それに代わる つくしの場所を探すも・・・いまだみつからず・・・ 散歩しなきゃ!!
では 本日もいってみましょう
今回 運転席側の後ろタイヤ前の部分の サイドシルの後端部の錆修理
本来は鉄の部分をFRPに交換
その理由は リヤフェンダーというパネルを取り寄せても 使う部品は少しの部分のみであとは廃棄で 部品代だけでも4.5万円位します それに取り換え工賃が云々となると・・・ きちんとした交換方法をとるとなんだかんだで20万円位の交換修理。今回のこのFRPパネルの製法で約10万位となります。
それはそれでいいのだが 交換後のメリットとしては「キレイになる」がデメリットは「これからの錆の問題」だ。 もちろん最善を尽くして作業するが クルマは複数枚の鉄板を溶接することにより強度を保っている 複数枚の重なったパネルを溶接する=複数のパネルの合わせ目が焦げる→その合わせ目の錆の処理は? できる限りの「防腐処理」を もちろん施しますが やはり限界って~のがあります。だからね・・・ このFRPパネルであれば「接着」なので 溶接は一切しません。
で 聞こえてくるのが「強度が出ないだろう」
いやいや・・・ それは 今の技術・施工方法です 間違わなければ 逆に強度はあがります。
でも これ どこかの誰かが「作り出した」とか聞いて 私に「パネルボンド」の知識が無かったら??
きっと「なにやっちゃってるの!?」とか「ボンドで溶接パネルを接合 しかもカット交換で接合なんて強度的にダメでしょ!」って思うし そう言うと思う。。
そもそも 強度的にダメであれば それ以前にFRPを作るVERYさんにも断られるだろうけど 今回も二つ返事 というよりも「早くNA用も作りたい」という熱望ぶり。
それゃ そこの部分をぶつければ 鉄板であれば凹むしFRPであれば割れる・・・ それゃ同じだ。
常に考え 新しいアイデアと今まで培ってきたもののコラボレーション
なんでこんな作業を考えたか!?って!? それはメーカー様から頂いている「新型車や現行販売車」を作業しているから。 そこから「今は溶接じゃないのね~」とか「リベットや留め具が新しいタイプのものだ」とかを学び それを こうした レストアに取り入れているのだ。。。まさに新旧のコラボだ。。
いや・・ でも これ 他で開発したとかお客様に言われて「FRPでお願いします」とか言われたら ひくね 絶対。。 だって・・ 言ってしまえば「面倒くさいもん」。溶接なら「ジジッ!」って終わりだけどFRPだったら 寸法合わせ フィッティング 接着 乾燥 と 時間と手間が掛かることばかりで 作業者にはあまりメリットがない。だけど クルマにとってはすごく良い方法かとおもうのですね。。
で 今回は初のNA 良く考えながら作業を進めます
↑相談のもと サンプルで用意してもらったのが こちらのFRPパネル
↑で不要な部分をカット これはS氏の作業だが この時点で私が見ても「どうするの?」状態だ。。
で 更に加工と カットをして
おっ!
付いた!? やるねぇ~
で ここからがポイント
↑段付き加工をして 鉄板とFRPの接着面積を稼ぐ方法をとり 密着度を上げる まさにオフセット接合だ!!
ね・・ 一応考えながら 取り付けれる様に頑張っているのですよ。。
どうです?? 今は色も違うから 取って付けた様な感じですがね。。
で これが 中の構造
錆止め処理をしてですね・・・ それにしても1.2.3と 何枚重なってるんだ!?
と いうことで 形も決まったことだし いよいよ 接合に入りますが その前に 製造メーカーの ガレージベリーさんに確認をしてもらいます。
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