2017
6/06
タイヤの組み付けは!? ソウルレッドの調色は難しい!?ブロック塗装は無理!?
- 2017.06.06
- 社長のつぶやき
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おはようございます。
今年も ツバメがやってきて
すっかり 育ってますね。。
工場の中に巣を作っているので 休みの日も シャッターを開けなくてはいけない という・・・ ツバメよ 休みをくれ!!
昨日お預かりしました
マツダ アテンザの リヤのフェンダーの耳折り・・・
ゴリゴリ・・と 作業は進み 無事に終了
少し気になったのが ホイールを外す際に「ホイールを止めているネジが固かった」ということ
それを納車時 お客様に話すと
「確かに トルクレンチでは締め付けていない」
とのことで・・・
「でしたら ご参考まで 締め付けトルクは 体重約60kgの人がタイヤレンチの端(約30cm位)の所に乗る程度が丁度よい締め付けトルクです」
と 非常にアバウトですが そんなお話しをし 鍛えられた体格の良いお客様だったので
「お客様の体重であれば 約25cm位の所に乗ってください」
とお伝えすると お客様は「乗ってグイグイすればいいのですね」と
「いやいや そ~っと乗るだけで 押したりしてはいけません 乗るだけです そっと・・・ 体重で力を加えたら いつまでも ぐいぐいいってしまいますので」
「ほ~」
タイヤレンチに体重を掛けて締め付けるのが程よい締め付けトルクかと思います。基本は 通常体重の人がタイヤレバーの柄25cm位で体重を掛けて締まるところが丁度良いトルク 体重80kgの人であればレバーの15cm~20cmの所で体重を掛けるのが良いでしょう。
と 言うことで 非常にアバウトですが これが 結構 正確にトルクが掛かるのです まさに「車載工具は素晴らしい」のである。
これ 後で 実験してみますので お楽しみに。
と ホイールの締め付けトルクって いつの時代も説明が難しい
「緩んでタイヤが外れる位なら締まっていた方がいいでしょ?」
と確かにその通りなのですが 締め過ぎは・・・ホイールとナットを壊します。。
こちら かなり固く締められたナットを緩めた所
ホイールナットのテーパー(斜めの山)部がボロボロになっているのわかります??ガジガジになってます
緩める時点で「緩まない」 かなり高トルクで締め付けられた模様・・・
こうした車両も見てきているので
お客様には「気をつけてください」と訴えております。
ホイールの締め付けトルクは 感覚からすると「こんな緩い締め付けでいいの?」って感じだ・・・が 皆様 ガジガジと止めてしまう。。適正トルクは思いのほか 緩いのです。
これに関しては 画像を交えて また詳しくご紹介しますが くれぐれも 締め付けが緩いのもマズいですが 硬すぎるのも考えものです。。
昨日
お車を納車時に お客様に 「あまり高トルクですと ホイールを壊しますので ご注意ください それと もしよろしければ ホイールボルトかナット部に油を差してあげてください」と お話しすると
お客様「油は差してはいけないと・・・」
わたし「本当はそうなんですが・・ 通常以上の脱着・規定でない締め付けトルクにより ホイールを止めているボルトとナットは傷んでおります もちろん ナットとボルト部を定期的に交換していれば油を差す必要なんてありません」
とご説明
規定で締め付けられていないナットは
こうなるのです・・
これ ナットのテーパー部に少しの油があれば こうはならなかったかと 思うのですね。
だからといって「ホイールナットに油を差せ」とおススメしているわけではありません。
人間で言えば
「「強くなるんだ」と ハードトレーニングを続け 筋肉がボロボロ・・・」
「であればプロテインやサプリを飲んだら?」
「そんなの飲んで効果の程は?」
「じゃ~なんでそんなハードトレーニングするの? それならば そんなに筋肉に負担かけない様にすればいいのに」
って感じでしょうか??
ますます 迷宮入りする ホイールの締め付け
これは ゆっくりとご説明しますので しばし お待ちを
不安であれば ご自分でやらないこと
きちんと 手締めで トルクを見てくれる業者さんに依頼をすることです。
続く。。。
コメント
おはようございます☆
爪折り、時間も手間もかかりますね
塗装が割れる危険もあるし、夏はヒートガンの熱で自分も暑いし(^^;
ツバメ、うちの作業場にも何度も遊びに(下見に?)来てましたが、結局巣は作ってくれませんでした・・・残念( ノД`)シクシク…
ホイールナットですが、皆さんないがしろですね。
キズや錆がひどく「交換しましょう」と提案しても「大丈夫」とおっしゃるお客様が半数近くいらっしゃいます。
依然、クルマのメンテナンスは全て大手カー用品店でやっているお客様がパンク修理でお越しになり、ナットを見てビックリ!
テーパー部が手前に装着されており、アルミホイールにナットの6つの角が食い込んでいたんです。まさに究極の緩み防止状態。
全てのタイヤを確認すると、全てのナットがそうなってました(-_-;)
経験の浅いメカニックやアルバイトさんたちが整備作業をするカー用品店やスタンド、それは仕方ないと思いますが、ナゼ最終的にベテランが検査しないのでしょうか?
理解できません。
ツメ折 熱をいかに加えるかにより 塗装が割れるか?割れないかもありますしね。。
ホイールナットなど「危険ですよコレ」と伝える時点で「お宅が外すときにやっちゃったんじゃ!?」みたいに見られるのが 残念ですよね。。(涙
でも ナットの逆付けは!!ビックリですよねそりゃ!! でも知らなかったら そう止めてしまうかもしれませんね。。
ホイールナットの締め付けトルクが と言っているユーザーさんの方が ナット逆止めのお客様より知識はありますね 確実に。
いやいや 恐ろしや・・