2012
11/17
EV開発の技術者達の熱い思いに・・・ HONDA BEAT 全塗装編 いよいよ晴れ舞台に
- 2012.11.17
- 社長のつぶやき
- 0
ということで 9月に作業させて頂いた車両が 先日11/14~17まで開催の「Embedded Technology2012」 ET2012に展示される ということで 招待状を頂き 行ってきました。
その昔「オートサロン」に出た時以来 久しぶりの 展示車だけに テンションがあがりますね。
電気関連のメーカーさんが多く
ご存知 インテルであったり 各電機メーカーさんだったり 制御装置の頭脳メーカーさんであったり 私たちには当たり前な家電やいろいろなものに使われている技術と思うのですが その内部の内部の装置の展示会 といった感じのちょっと特殊な展示会 私が見ても その内容は難しいものばかり でも新鮮です
講演会なども行われていたり と・・・ 会場は「お祭り」です。
で 今回のEV車を作ったのは「日立アドバンストデジタル」さんの研究の一環で今回「EV車とその環境の最先端技術」をあのBEATに盛り込まれたわけで。。。気になるそのフロアはFブロック でも せっかく来たのだからAブロックから見ていこう と思い Aブロックから入るも 「アンケートで景品差し上げます~」などの声かけに ついつい「じゃ~」なんてことで アンケートに答えるも 内容がチンプンカンプンで・・・自分のアンケートなんて何の足しにもなりませんよきっと!! そんなこんなで 全然Aブロックから離れられず・・・ しかも 久々のスーツで 室内の熱気に暑い暑い 汗がダラダラと・・・久々に履くお気に入りのChurch’sの革靴 履きなれずに足が痛い・・・けど 頑張る(日本のサラリーマンはスーツ着ておしゃれに夏も過ごす まさに「企業戦士」!と改めて思ってしまいました) で アンケートはほどほどにして 今日の目的地「日立さん」のブースへと
↑おっ あった~~ いよいよ あのBEAT君とのご対面
↑うわ・・・中央に堂々とBEAT君 かっこよすぎる!! しかし 全塗装後から 一ヶ月半で ここまで良く仕上げたと・・・エンジニアの方々には「脱帽」です。
↑多くのスタッフと来場者に囲まれたBEAT君 素晴らしい!素敵すぎる。。 確かにあのBEAT あのライト あの内張りのBEATだ。。。しかも ウチのステッカーか貼ってあるし!!嬉しい!!
↑ステッカーは フロントガラス 助手席上部に ボンネットの左右エッジ部に ウチ 塗装はしましたが 宣伝までしていただけるとは 嬉しいというか ありがとうございます の一言です。
あとは 画像を見ていただきましょう!!
↑どうですか?? 全塗装している時に「展示されるとなるとこの部分が目立つからな~なんて思いながら仕上げた部分が 輝いてます!
トランクの裏側や ホイールハウスの黒塗装と・・・本当に 我ながら「ヨシ!」といった感じ(もちろん「あそこをもう少しこうしてあげたい」なんて部位もありますが・・・とにかくできる限りのことを 限られた時間内で仕上げた ということで私は悔いのない仕事をしました)
今回のこの車 見せ所は エンジンではなく モーターを搭載 それと
↑クルマに乗り込むと その人の目線の高さにあわせて自動的にバックミラーの高さをあわせてくれる装置 が搭載されていまして
「よろしければ体験してみてください」ってことで 早速に体験
「このミラーの裏側には 人の目の高さを感知するカメラが内臓されてまして 一人ひとりに合ったミラー位置を自動に検出するのです」
とその間 私の座高にあわせミラーのモーターが「ジィ~~~」と動いておりました 最先端ですね~~
これに試乗されるお客さんも多かったですね
↑お次は助手席側エアコン噴出し口近くにあるカメラ このカメラは ドライバーを認識し その運転手の体調管理をするという「ドライバーバイタルモニタリングシステム」という最先端機器 こういうものが搭載されていれば カラダに装置をつけなくても ドライバーの異変に即座に気づき クルマを停止させる とかできるんでしょうね。。
とにかく 私には 説明なしでは理解できない機器が搭載されたBEAT君は私が手掛けたBEAT君ではなくなっていました 正に「特別な頭脳を持ったBEAT」に生まれ変わりつつあるのでした。。
↑これもモニターの様子です
ここまでくるともう 未知の世界。。。
↑電源を入れると~ なんて スイッチを入れてくれたのですが モニター映し出されたものは デジタルメーター
↑アナログの電圧計でさえ 新しいものに見えてきてしまいます。。
きっと 数十年前 カーナビが実験段階でこうして「地図がモニタに現れ 自分の位置を矢印が指す 最先端なもの」や「高速の料金所を止まらずに進める装置が出来た」とか「シートがモーターで自動に動く」なんて時代を経て 今やそれが当たり前なことになってきている現代。 これから この様な時代になっていくんだろうな と。。。あと少しですねきっと。。
↑あの時に塗った内装だ~ 塗っただけあってキレイ 余計なことをせずに 純正の味を出して塗装したのが 逆にキレイに見える これ正解な調色だった。。それにしても 素敵だ。。
いやいや・・・ 今回 この様に 大手メーカー様からのご依頼で作業させて頂いて クルマの晴れ舞台にまで 招待して頂けたこと 感謝いたします こういう企画の際 私共は通常「裏方」的な作業で 表舞台に「社名」がでることはない作業ですが ステッカーまで貼っていただいたり 会場のスタッフの皆様から「ありがとう」「ありがとう」と沢山の声を掛けていただき 感謝を頂き 本当にうれしく思います。きっかけは担当者の池田様からの一通のEメール 正直最初は「BEATを電気自動車に!?雲をつかむ様な話だな」なんて返信をしたのがきっかけで 人と人の出会いって本当にわからないものですね。 担当させていただいた当社の塗装プロジェクトも一段落。このクルマが 街中を走る日もあと少し 楽しみにしております。。
ということで このBEATの企画 お楽しみいただけたでしょうか??
実はこの全塗装を預かったのが9月中旬~納車は9月の末 最近大きな修理車両が無事に納車になると「グッタリ」と疲れてしまう私
それは 「その一台に 自分なりに魂を入れて作業に掛り知恵を絞って考えて 仕上げていく」 仕上がったときには お客様の笑顔と共に 自分の手から離れたその一台との短い作業の日々を思い出すと 今まで張り詰めていた緊張感の一本の糸が一気に「パチッ」と切れて 感無量の疲れがでるのです。。 そして振り返ると 次のお客様の相棒が「次は俺をキレイにしてくれ」とクルマが語りかけるかのごとくに 待っている次のお客様のクルマ 「ほう待っとれ これから とびきりの一台にしてあげるから」とお客様のクルマに語りかける自分が居るのであります。。自分のクルマでもないのに ここまで魂を入れ込まれる クルマが話ができたらきっとこう言う 「あつかましいよ ウザいよ アンタ」って(笑 そんな妄想板金は今夜も続のでした。。
コメント