おはようございます。

梅雨が戻ってきた様な天気!?梅雨明け早すぎましたからね。。

 

その1 と その2 で紹介してきました ロードスターのサイドシルの件

本日は 第三弾

いよいよ錆が見えてきます

いってみましょう 

↑錆びていますが・・・

このインナーパネルはできるものであれば 交換してあげたくありません

というのも これを交換するとなると 途中で切り取り交換かAピラー下からすべて交換か!?と いった所

人間でいえば「神経は通わないですがインプラントで根元から交換する」か「虫歯を除去し 残りの歯は少なくなってしまいますが 何とか今神経のある歯を利用して治療」の違いですかね ご老体に「大手術」は大丈夫か?やるべきか?リスクは?本人の希望は?を 考え 当社では取り組んでおります(と 良い企業をアピール)

冗談はさて置き 私共は「修理後何年乗れるか」を考えて作業します 

そんな折 ガレージVary   さんにFRPで作ってもらえるとなった時に「溶接をしないで直す事が出来る様になるなんて」と 今でもその時の「溶接」からの開放は錆からの脱出だと・・・

それだけに 今まで この部分を直していても「錆止めはするものの溶接っていうのはなぁ~ また錆びるだろうなぁ~」なんて思いつつ 作業を進めておりました。。(もちろん出来る限りの防腐処理を施して作業をしてきましたがね・・」

鉄板で修理する・FRPで修理する 「どちらが良い」という事はありませんが できるものであれば 今のものを使ってあげ それでもって長持ちするのが良いと思うのが・・・ 

それを考慮し

↑錆を落としてみましたが・・・ まだ 大丈夫な感じなので

↑防腐亜鉛塗装を実施し 錆の虫食い部に亜鉛を擦り込ませます

↑亜鉛塗装

そして乾燥。。。

↑インナーの更にその奥のその中は・・・錆が酷くない車両が多く・・・

でも この様な構造のクルマって 他に沢山あると思うんだけど・・・ でも このクルマの様にこの部分の水抜きって無いのよね しかも 完全シールしてしまうものだから・・・  この一枚奥のパネル部は裏側に抜き穴があるんだけど このアウターとインナーの間には抜ける所か 完全密封する様になっている構造なので 埃や砂等が浸入してしまうと抜けない 雨で濡れる いつまでも乾燥しない 錆びる といった 感じではないかと・・

だから 水が抜けなくて「チャポチャポ」という事があると思いますがそれの水抜きは裏の鉄板の所にあるのかと・・・

いってみれば 新車時の製造ラインで 防水シールなどせずに「もっとテキトーに溶接してあればそれで良かった」のかと・・・ なんて 今更言った所で どうしようもありませんがね。。。