2013
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暴走族みたいな音がするの・・・ ニッサン ブルーバード編 その2 というか 族編
- 2013.01.11
- 社長のつぶやき
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さて・・・ もう一つ私がきになった音があります 段差を超える時の「ゴトゴト」音 今回ベアリングで入庫したのですが その旨もお伝えすると
お客さま「うん 専務に任せるから!」
ということで
こちらも快適に乗るにはちょっと気になりますので 私の最終判断で交換が決定!
その部品が
「サスペンション スタビライザー ブッシュ」 「サスペンション スタビライザー リンケージ」というもの
いわゆる ゴムマウントです。
人間で言えば 腕や足の
「関節部の軟骨」がブッシュ と 「関節部全体」がリンケージ といったトコでしょうか??
人間のカラダの例えって わかりやすいですよね
先日もfacebookで「フレーム修理 クルマが口きけたら「痛てぇ~」ってるよ」なんて画像でupしたら
それを見た お客さまが「歯医者さんで「おやしらず」を抜いた時を思い出す!」なんて コメントいただきまして
「やはり人のカラダに例えると 分かりやすいんだな~」なんて つくずく思ってみたりして・・・
ってことで 今年も へんてこりんな カラダな例えでいきますので お楽しみに。。
関節で例えると 分かりやすいですよね
でも 「スタビライザー」って モノ自体も分かりませんよね・・・
例えば~1m位の長さの丸い棒を左右の手で端々を持って見たと 想像してください。(この時 左右の手はフロントの左右の足回りと思ってくださいね)
右を動かせば左も動く またその逆も同じ 丸棒を「よじる」感じにするとちからを入れていない反対側も「よじれ様とする」 と・・・
仮に この棒が無かったとしたら・・・ 左右の手は勝手に自由に動きますよね
このスタビライザーがあることにより 左右ヨジレ等を 均一に 最小限に留める働きをするものなのです。よって スタビライザーが付いていると クルマの動きが安定する 左右バランスをとる バランサー的役目を果たしている部品なのです。
人で言えば~補助的な「じん帯」みたいなモンでしょうか?? あくまでも 補助です。。
ということで これは 走行しているときには 常に動いていて重さが加わっている部分 それゃ 人間の関節同様に「磨り減る」のです。
さて・・・ 文面上でお分かりいただけましたでしょうか?? ここまでの 文章で 私的にはもう「だいぶ 伝わった感」があるので
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
「その スタビライザーの部品を交換して 快適になりました」 その画像は
↑こんな感じの部品を 交換しました
お客さまにも 喜んで頂き 快適になりました。 と 更に お客さまからブログに コメントを書き込んで頂く様お願いし
「羽鳥さんに 修理してもらって最高!! お宅にお任せしてよかったです!!」
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
と終わらせれば 「優良工場」 っぽい感じがして 集客upを狙うには よろしいかと思うのですが 我が社は違うのです!!
今年もバンバンと 独断と偏見で
「その奥を見せろ!」「真髄はどこにあるんだ!」という 「一部のクルマオタク クルママニア」の為 または「普通の人をも マニアに誘い込んでしまう クルマのみならず 自動車人生人間改造計画」的な ブログを目指し 今年も暴走していきます。
でも 同業の 同じ業界人の人々が見たら
「そんなの 当たり前だよ~ 普通にこんなの作業してる いつものことじゃん! こんなオーバーに書いちゃってさぁ~」
なんて思われているんだろうなぁ~ なんて思ってみたりもして・・・
でも・・・ でも・・・
こんな感じで 個人の「クルマ好きな人のブログ」には 「こういうふうにして自分で交換して 快適になったのだ~」 なんてのありますが
これって 本来 私共がお客さまに伝える または 分かりやすく お伝えする「義務」があるのではないかと 私は思うのです
こんな作業を ブログで伝えたことにより
「面倒なことになる」と思った業者さん
お客さまは「ゴトゴト音がするから スタビライザーのブッシュ替えて」と ご来店されると思われるでしょ!?
いえ 違うんです。。
お客さまが クルマの構造を理解することにより 安易に「スタビのブッシュがぁ~」なんて言いません
逆に「クルマの構造って ゴトゴト音の音によっていろいろあるんだね~ とりあえず見てくれる?? もしかして 自分のも「あのスタビ!?」 」なんて クルマの構造を知ることにより 非常に お客さまとのコミュニケーションもとりやすくなるのです!しかも お客様も 自分のクルマに「興味」を持ってもらえることができ 気が付いたら 大きく壊れてしまって・・・なんてこと少なくなっていくのでは??と思います。この様に「公表」することによって ネジ数本で交換できる作業も 「案外と大変な作業なのね」・・・とご理解を頂いたり 「へぇ~今まで全く教えてもらえなくてさ」なんて お声も聞くことから 私共では 常に カメラカメラで画像を取り込み 発信を続けているのであります!!
と・・・ まぁまぁ 今年も 昨年に続き なんとも前説が長いこと・・・
さて いきます
↑まずは 点検して 他に悪い部分はないかと
↑オートマチックミッションの下部だったり
↑足回り。。。
↑さて 今回交換の スタビライザーは左右の足回りについてます
↑この部位 丸パイプがスタビライザーですね。。今回 その先のリンケージ付近です
↑この部分(といっても分かりにくい・・)
↑下からのぞくと「軟骨」にあたる ブッシュのゴムにクラックが!!(異常ではありません これは年数的にくる寿命です)
↑この周辺 なんとなく 赤っぽいのおわかりになります?? これって 鉄と鉄が擦れてでる錆だったりもするんです。目視でも予測していくのです。
↑足回りの部品「ロアアーム」を挟み込む様にリンケージが付いてます
では さっそくに 取り外し
↑ナットを外し~
↑ワッシャーの向きも肝心です
↑そして軟骨にあたる ブッシュも外す
↑下側のマウントを全部外すと・・・ゴムのリングみたいなのが・・・ これはきっとマウントが切れて 輪っかとして残ったものと見られます。。
↑ マウントゴムが磨り減り この スタビのボルトと 足回りのロアアームの鉄部分が干渉して 例の「ゴトゴト音」が発生するのです
↑んでもって外れてはみたものの 何か正常で何がダメなのかって!?
↑こんな感じの部品構成なのですが~
↑左右での部品です わずかな部品ですが こんなにも点数が多いのです。。
↑新旧をセットしてみての比較です こんな感じです。
部品単体で比較してみると
↑これ 同じ部品の新旧なのですよ 厚みの違い わかりますねぇ~
↑いかがでしょう??同じ部品なのですよ これが。。 寿命って怖いですね 車って怖いですね メンテしないと。。
といっても これがダメになったからといって タイヤが外れるわけではありませんから ご安心ください。。
↑作業を見守る さね君が撮影「作業してるっぽくっていいじゃないですが 特にこの手がブレてるのなんて「ネジ緩めてます感がぁ~」」と・・・ 「まぁまぁ・・・ 」と お話をしつつ 作業はすすみます。
↑ビシッ!と決まりました 新品は!
同時にスタビライザー自体を止めているゴムマウントも交換
↑こちらはパイプを挟み込む様に固定するので 古いのは 縦に短く横に伸びてしまってます。
という作業の末 完成!
ベアリング&スタビブッシュ 交換で ものすごく 快適になりました このクルマ。。
このほかに
↑ポータブルナビの取り付け
↑バックミラーにバックカメラの映像が映る様に
↑普通の時は ごく普通のバックミラーが バック時にはモニタに早変わりする スグレモノ!!
ということで 無事に納車になりました。
その後 お客さまが 別件でご来店
「クルマどうですか??」とたずねると
「走りは最高!! 今までで一番快適最高 音もしないし!」
でもね・・・
「バックミラーのモニターが少々小さい!!」 が 「これはこれで 良い」とのことでしたが。。。
さて どうしよう。。。
ということで 本日も長々と ありがとうございました。
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