おはようございます。

基本　日曜日は　受付作業のみで　日帰り作業などの予定は入れない

それは　ご来店のお客様が重なったりすると　身動きとれなくなるからだ。

でも　昨日は違った･･

土曜日に来られなくなったお客様が「日曜日に」ということでのご来店

W245メルセデスベンツのドアミラーのウインカーが点灯しない　という　修理依頼

わたし「このBクラスは　今までに事例がないので　確認してご連絡しますね」

お客様Aさま「了解　幾ら位掛かる？時間は？」

わたし「1時間～4時間位で費用は1.5万円～3万円位ですが　いかがされます？」

Aさま「何度もくるのもなんだから　頼む」

わたし「では　おあずかりまします」

Aさま「その辺で適当に時間潰してるから　終わったら連絡ちょうだい」

わたし「了解しました」

ということでお預かり

で　早速にバラシてみると　いつものCクラスのﾐﾗｰ構造とは違う配線の取り回し　

時折点灯しなくなるﾄﾞｱﾐﾗｰｳｲﾝｶｰ　何処で断線しているかを確認・・・

いつもとは違う　ミラーの奥部分の配線が断線しかかっている

ミラー自体を外さないと修理はできない　と読んで　それをお客様に早速TEL

わたし「予定部の断線ではなく　その奥のﾐﾗｰ内の配線部になるので　ﾄﾞｱﾐﾗｰ自体を外して修理しないとダメで　その分の工賃を含めると4万円位かかってしまいますが・・・」

Aさん「そうか～　なんとか3万でできないかな？？」

わたし「えっ！？」

Aさん「頼むよ」

わたし「では何とか・・・」

ということで　3万円で作業する方法を考える

断線部を　ドア内側に引っ張り出し･･（本当は　やりたくないが　費用の部分もあるので　何かを短縮させなくてはいけないので　渋々である）

この年代ころから　配線の色も分けられておらず　黒い配線のみだ・・・

この時点で　作業する私の頭の中は「いかに1万円をカットして作業するには？」を考えながら作業を進める

慎重に断線部を見つける

この鋭角な折れ具合が断線しているであろう部分

ねっ！

で　今回は　費用を掛けられないので　配線延長はせず　断線部を接続し　そこに耐熱チューブを二重に巻いて強度を出し　元に戻す　

も　この引っ張り出した配線が元に戻るのかも　未知･･･　

だが　無事に配線を元に戻して　作業終了。。

時間にして　2時間半～3時間位　

終了し　お客様A様に完成をご連絡

で　引き取り　

Aさま「ありがとう　思ったより早く直ったのね～」

わたし「何とかですね　費用が掛からない方法を考え　接続し　余計な内張りを外さない様にして作業ができる様に　考えて作業しました」

Aさま「でお幾ら？？」

わたし「お約束の税込3万円です」

Aさま「えっ！？部品外さないで作業できたんだから　その分安くならないの？」

わたし「え・・・」

Aさん「え・・・」

わたし「ご予算内で　それを考えて作業させて頂いたので･･･　技術料金なので　これ以上オマケできないのですが・・・」

Aさま「時間も早く終わったし　部品も外さないでできたわけでしょ」

わたし「え・・・」

わたし「すみません　技術料金なので　申し訳ありません」

Aさま「了解　ありがとう」

と　何とかお支払い頂きましたが･･･

私の説明が良くなかったのでしょう・・・「外さないのであれば」と　思いますよね確かに　でも　外さない分　どうするか？を考えリスクを負って　配線を引張りだし修理した分手間はかかってますが･･･

仕事って　なんなんでしょうね・・・

 

「お客様が困っているから」「何度も来店いただくのは大変だから」と思い「数時間で何とか」と思って　作業した結果　「この時間で直るんだ」と解釈されたのか･･･

確かに　「三時間足らずで3万円を請求される」と考えれば「イイ商売だな～一時間1万円だよ　ﾄﾞｱﾐﾗｰの配線繋ぐだけで」ってなるだろう･･･

それには･･･　特にこのﾄﾞｱﾐﾗｰの修理なんて実施しているお店は少ない　それは「めんどくさい」からである。　それを修理してお金を頂くということは　それだけ　直るという自信と確たるものがないと実施できない・・・もちろん技術もだ・・・

ﾒｰｶｰが出している10万円のﾄﾞｱﾐﾗｰを部品購入して交換してくれればそれで直るのであるから「それ以外に方法が無い」と言って　交換してしまえばいいのでありますね。。

それを「お客様の為に」とか「よかれと思って」なんて事するから・・・　こういう結果を生み出すことになる。

もちろん「ドアミラーの修理は　すぐに対応はできません　お預かりです」とすれば良いのだが･･

お客様の為に「何とかやりましょう」と　行った結果が･･･　お客様から見ても「簡単にできるんだ」と思われる修理をしてしまい　修理の価値を己から下げてしまったわけで・・・

 

昨日は　反省の一日です。。

ならばさ　こんなﾘｽｸを背負うﾄﾞｱﾐﾗｰの修理なんて受けなければいい　と思いますが　

その分「助かった　すぐに対応してくれて　ドアミラーを交換するってなると　この費用じゃすまないし　この技術をもっと外に発信して　困ったﾍﾞﾝﾂ乗りの人を喜ばせて欲しい」と　言ってくれるお客様も多い。。

 

仕事って　お金の為じゃないけど･･･　企業としてやっている限りは･･･　技術料金って･･･　今まで培ってきた努力の結晶かと･･･　その技術を｢安く」見せないのも技術の一つ　という事を昨日は学びました。

 

いつもの枠を超えないと　こういうトラブルは生まれないし　そこからの成長もない　　日々楽しい仕事ばっかりだったら　そんな楽しい仕事もいつかはつまらなくなる。今までの経験で　お客様とぶつかり　それを結果として　自分の技術を磨いてこれた　という仕事もある。　自分のやりたい仕事だけやれるほど　自分はすごい技術者ではないし　会社を存続する為には　それだけでは食べていけない･･･

と　なると　そんな仕事も　時には　ありますよね。。

 

よく　言われる

「社長のブログみていると　我々サラリーマンも　とんでもないノルマを毎月課せられて｢仕事なんて･･･」なんて思ってしまった時　そんなブログを見ると　自分も「頑張らなきゃ」と力をもらえる」

と･･･

そんな人の　力に　少しはなれれないいな　　なんて　思っております。。。

わたしなんて　日曜日まで頑張っても　コレですから･･･　なんか悲しい　この悲しい気分がなんとも言えないのよね･･･　（なら「日曜日まで働くな」って言われますよね）

「お給料とは　怒られ料金だ」とは　よく言ったものです。。

そうだよね　安倍首相なんて　日々野党にツッかれてるもんね･･･（これゃ違うな・・

 

ということで　7月も頑張っていきたいと　思います。。。