2022
4/06
ブログで見たんですけど・・・と ご相談案件の いすゞピアッツァ修理の件 その2
- 2022.04.06
- 社長のつぶやき
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おはようございます
昨日書いた ブログを読み返し確認し 反省
直らないものを お客様からお金を頂いて 商売として直してはいけない
直せる自信がなければ 手を出してはいけない・・・会社ができる事だけをやればいい・・・
修理ができる自信があるからこそ「お任せください」とお客様に安心を与え その対価としてお金を頂く それが 商い というものではないか? と・・・
病院の先生なんて 常に患者さんが違う 大きい人・小さい人 細かい人・おおらかな人 外国人の人・日本人の人 アレルギーのある人・酒飲みすぎて麻酔が効かない人 と それぞれに 違う いつも同じ人ではない
それと同じであって・・
「直せるかわからない」って プロとしてどうなのかな??って 思った朝
でも そんな修理車を「お願いしたい」と修理してくれる工場を探しても 無いのが現実らしい・・じゃなきゃ 整備修理工場なんて この日本に沢山あるわけじゃないですか?? 神奈川県だけでも ウチの認証番号が2-5966だから 6000件近い工場が 存在している 辞めている工場があるとしても 神奈川県だけで半分の3000件の整備工場はあるはず それ以外に未認可の工場等があるから 1万件近い工場が神奈川県にはあるんじゃないかな??
そんな 中で 当社を選んで頂けた事に感謝 何よりも そんな当社の取り組みを理解してご入庫いただけた お客さまUさまに感謝して 本日も書きたいと思います。
前回は お車お預かりまで・・
今までのこのクルマの生い立ち 今回の故障の症状をお伺いしながら・・・
各部を見て行くと 過去に修理した 「エアフロメーター付近の接触不良」部分に 触れると エンジンが少し調子良く始動した
Uさま「あれ?調子良くなりましたね! 以前そこの部分調子悪くて 今回もそこ確認したんだけどなぁ~~」
わたし「おや?? 良くなりましたね そんな重症ではなさそうですよ!」
で 今回 何が悪いのか?? を説明
エアフロメーターという エンジン内に送りこまれる 空気の・量・温度・湿度 を測定し 適切な量のガソリンを送り込む様に 信号を送る為の 人でいうと いわゆる呼吸器系の鼻や口になるであろうか??
そこが調子悪くなると??? 呼吸困難を引き起こしますね
人でいえば 息が吸えなくなる=心臓が止まる クルマでいえば 適切な吸気エアーの測定ができない=エンジンが掛からない
お客様の見ている前で そのエアフロメーターの接続部のカプラーを外してみる
が もう そのカプラーの防水ゴムカバーは劣化でボロボロ・・・ 早速に私 壊してます
カプラーとは いわゆるコンセント的なもの
お客様でも 防水のコーキングをされたり・・・防水に務めておられた様子・・
コンセントを雨の外に放置したら??
配線から接続のピンに変わるトコロはもう緑青だ
で このカプラを再び車両に接続し エンジンを始動すると なかなか調子が良い
と いうことで まずは ここから 治療をすることに
カプラの中に 配線が5本刺さっている その配線を抜く
ピン抜きを作成して抜く
完全にこれゃ 接触不良でエンジンが調子悪いんだな と・・・判明
そんな やりとりを ピアッツァの重鎮に「何かの時には知恵を貸してください」とお願いしていて 相談 では この品番を注文して
と・・・ 教えて頂いた部品を手配
そして 届いたのが この部品
流石だ・・・
通常 クルマの配線は 補修品番でこうして出るのもあるが 普通は「配線全部」で 相当な価格になるし ピアッツァの配線なんて もう部品はない
で ニッサンの補修ハーネスだ
すごいですよね この辺のノウハウが・・・ だから 最初に言ったでしょ 私一人では直せないって・・・ こうした ピアッツァを一台でも この世に残したいという オーナーたちの 熱き想いが 私を動かすのです。
もちろん 同じ形状 ぴったりと取り付けられる バッチリだ
ただ・・・ 黄色く太い配線が ナンセンスだなぁ~
ということで いろいろ考えながら・・・
配線の修復開始
配線をカットし
長い配線だが とりあえずそのまま 付けてみた(黄色い配線が今回 補修カプラーについてきた配線 わざわざ切ってしまうのももったいないかと思い・・・)
で その 配線の接続だが ハンダ付けで付けたが
配線の太さが明らかに違う
このままにしておくとこのハンダで付けた以降の細い配線部分ですぐに断線してしまう と 思い・・・
元々 このクルマの配線の取り回しが悪いのが 気になっていたので(この型のピアッツァのすべて)この際 配線も長くなったところで 取り回しを変更しよう と・・・
まずは 黄色い配線に保護カバーを巻き そして 配線の繋ぎ部分を他の太い配線に抱かせる様に固定し 配線が切れない様に務め
↑はい 完成
どうどう?? あの黄色い配線は消えたでしょ?? 純正っぽいでしょ?? この仕上がり自分でも お気に入りになる。。 よか よか~~
そして エンジン始動
ブルブルブル~~~とエンジンが始動
でも イマイチ調子が良くない
以前よりは断然に具合は良いが 「はい完成!!」とはいいがたい・・・
マフラーから出るガスも 濃い感じがして 黒い煤が排気ガスからでている・・・
これゃ 道のりは長そうだ・・・
と いうことで また 明日へ
続く。。。
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