2022
4/07
ブログで見たんですけど・・・と ご相談案件の いすゞピアッツァ修理の件 その3
- 2022.04.07
- 社長のつぶやき
- 5
おはようございます
今朝 ツイッターで見た とある 炎上クラシックカー乗りの人のツイート
「クラシックや特殊なクルマを修理に出す上で 故障に関する詳細な症状を店に説明しても おおよその故障個所や大体の修理期間 概算での見積りも答えられず 開口一番 断固として「見てみないとわからない・・・」と答えてくる店は 地雷率高め」
と・・・ 続いて
「そのカテゴリーを得意としないであろう店は「見てみないと分からない」と答える傾向があった(経験談)普段から入庫の多く膨大な経験数をこなすその道の老舗ほど ある程度の見当がつき 各パーツに関する流通状況も把握しているため 具体的な提案をされる(今の主治医はここ)」
と・・・ ツイートがあった
いやいや・・・ このクルマを預かりから 作業にあたるまで まさに 我が社「地雷率高め」じゃないですか!?
「みてみないとわからない」 これ私の良く使う言葉・・・
そんな 地雷を 本日もお客様と 踏み続けていきたいと思います。
そりゃ 同じメーカーのクルマばかりやってたら 即答で 答えられるだろう・・・
我が社の様に 先代から継いだ会社 借金もなく 悠々自適に経営できるなら 好きなクルマを徹底的にやるけど そうもいかない工場も多いのよ・・・それ現実よ
でも そんなクラシックに乗っていて 主治医が居ないって どうなのよ!?って思う・・・
今回お伝えしているピアッツァのお客様の様に 主治医が病気になってしまって なんて いうのであれば「あら大変」ってなりますが 修理を出す度に トラブルを起こしているユーザーだったりすると・・・常にトラブルを起こし いろいろな店を転々とする そんな裏話もありますしね ふふふ。。。
お互い 人間です 間合いや距離感ってあるじゃないですか??
「金はいくらでも払うからやれ」と言われても 逆に怖いし・・・
そこは お互いにね・・・ って
本日もいってみたいと思います。
さて 大きな部分の不具合の修理を終えたクルマは 今ひとつ 息継ぎするエンジン
普通だと「これで乗ってみて」と 納車となるだろう
とりあえず 走る事はできる様になったのだから・・・
でも 納車とするには ちょっと 調子が良くない・・・
から・・・ 次の不具合個所を探す・・・
ここからは 画像はない・・ ちょっとね 真剣に作業しちゃったのよ・・・
どこかから「二次エアー」を吸っている様子
これは 人間でいうと 肺活量を計るのに 口から思い切り空気を排出しなくてはいけないのに鼻から排出してしまい 適正は肺活量を計れない 様なもの・・・
エンジンが 適正な所から空気を吸い込めないと 不調になる
そんな症状がうかがえる様な感じ・・・ とりあえず見てみよう と ・・・
で 劣化いしていて 交換した バキュームホース
切れてしまっているホース
ヒビが入ってしまっているホース それにより 空気漏れを起こしている 吸気系等
とりあえず 確認できる所のバキュームホースを交換して エンジン始動すると だいぶ調子良くなった エンジン
だが・・・
まだ 「完成しました!!」と 自信をもって お渡しできる状況ではない・・・
お預かり時 お客様から「スパークプラグとプラグコードは交換してますから」と聞いていたので エンジンに火を飛ばす「点火系は問題ないだろう」と 思っていたわたし
でも いろいろ見ても わからない
から
初歩に戻り
「スパークプラグを確認してみよう」と 先日書いたこの記事を読んでいただきたい
ちなみに適正なプラグは こちらだ
その後 冷却のバイパスバルブも傷んでいたので交換(これはエンジンの調子に直接は関係ない)
この後 クルマは 調子良くなり とりあえず 完成
お客様に乗って 様子をみて頂くことになりました
今回交換した部品↑
先週末に納車させて頂いたクルマ その後 調子はどうだろう? すごく調子良くなったと思うのですが・・・
お客様は地雷を踏んだでしょうか? 私が爆発させたのでしょうか??
コメント
羽鳥さま
2月にピアッツァでお世話になりました植松です。その節は大変親身にご対応頂き、本当にありがとうございました。
自分の車のことがブログに上がっているのを発見し、思わずコメントさせて頂きました。
お陰様でピアッツァは絶好調で走ってくれています・・・と言いたいところなのですが、診て頂いた後半月くらい経ったころから、時々アイドリング不調や、点火が一発死んでいる状況に堕ちるようになってしまいました。ですが、しばらく吹かしながら様子を見ていると治ってしまうので、毎日の足としてはそれなりに働いてくれています。
今、知人のピアッツァについても面倒を見て頂いているようで、大変不謹慎ながら、悪戦苦闘のブログ記事を興味深く拝見させていただいておりました。
本当に親身に診てくださり、自分の車ではないいのですがうれしい気持ちになりました。どうかこちらの車を救って頂きたく、何卒よろしくお願い致します。
重ねてですが、又車検の時にはお世話になりたいと思っております。その際も宜しくお願い致します。
本格的な猛暑の季節になってきましたがどうぞご自愛ください。 植松
植松さま
お世話になっております
その節はありがとうございました
コメントへの書き込み ありがとございます
その後 植松様のお車の具合はいかがかと思っておりましたが 連絡が無いということは 走られているのかな?なんて 思っておりました
また今回は N様のご紹介ありがとうございます
こちらこそ 申し訳ございません 面白おかしく記事にさせて頂いてしまっていまして 大変申し訳ございません
先日 こちらのピアッツァも まさしく植松様と同じ症状で 1番のプラグに時折火が飛ばなくなる→そのまま放置しておくとアイドリング時のエンジンの調子が悪くなる→症状悪化 と いう症状に見舞われ 1番のプラグコードを浮かしてあげて かぶりを取ってあげると 調子よく元に戻りまして・・
現在は 調子が良いのですが 今後 もう少し様子をみたいと思います。
部品の生産中止など制限がある中 できる限りで 調子良いところまで もっていきたいと思います。
お車 あまり調子良くない様でしたら 無理されず いつでも ご連絡ください
これからも 末永いお付き合い どうぞよろしくお願いします
植松さま
はじめまして、いきなり失礼いたします。
いつも羽鳥鈑金さんに面倒くさい作業をお願いしている
ピアッツァ乗りの多賀ともうします。
毎月最終日曜日(今月は今週末6/26)11:00~15:00に第三京浜都筑PAで
ピアッツァをメインとしたミーティングを開催しております。
不具合情報や改善策情報、あるいは部品情報などの交換や
ピアッツァが好きで乗っている者同士の交流の場として
クラブではない「単なる集まり」で敷居を低くしてやっております。
気が向いたりご都合がよろしければ是非ご参加いただければ幸いです。
すでにご存じでしたら失礼いたしました。
多賀さま
はじめまして。植松と申します。
この度はわざわざお声がけ頂き、ありがとうございます。
都築PAでのミーティングの件・・・実は随分前から存在を知っており、
もう何年も前に、知人に連れられて一度だけ拝見させて頂いた事がありました。
なので元々興味を持っておりましたが、中々突然押しかける?勇気もなく、
こちらとしては情報を頂くばかりになりそうなところも気が引ける一因で
腰が引けておりました。
まさかこのような場所を通じてきっかけをいただけるとは思ってもおりませんでしたが
今度是非参加させて頂きたいと思っております。
その際は宜しくお願い致します。
植松さま
以前お見えになったことがあったのですね、失礼いたしました。
その時お話できていたかどうかは分かりませんが、もともと皆
「情報を頂くばかりになりそうなところも気が引ける」様な人たちが
集まって少しずつ詳しくなったり、新しく参加された方の車両を拝見したり
その方の知見で一喜一憂しております。どうぞなんの遠慮も不要ですいつでも
歓迎いたしますのでいまご入庫されている方も連れだって、
ご都合がよいときにでもご参加くださいませ。
次回は7/31になります。