2011
6/15
梅雨時ならではのトラブル
- 2011.06.15
- 社長のつぶやき
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メーカーさんからのお仕事依頼
「新車で販売した車両が雨漏れで室内がぬれる」「今回で三回目の修理で お客様は怒ってらっしゃる」
と そんな言われても・・・
過去の二回はメーカーさんで修理したとの事 そんでもって直らないもんだから
そりゃ怒りもしますよね 私がユーザーだったら・・と考えると何とかしてあげないといけません
しかも 車検日時を確認すると 新車登録から二年位が経過しています このクルマ
ってことは・・・二年位 この雨漏れのトラブルで お客様のお気持はわからなくもないかと・・・なおさら何とかしてげないといけません。
そして もう一つ問題が・・・
預かるのは良いのですが「本日中に何とかならないか!?」と これまた無理難題
この「雨漏れの修理」って 時間を要するんですよね・・・
てな事 言っている時間があるなら 早く作業しろ という事で作業開始!
雨漏れの水の浸入は 「進入経路を確実に発見する事」これが一番です
しかもこの作業 各部品が取り付いている部分からの進入が多く 後ろ周りに例えると
・リヤゲートとボディの合わせ部・リヤガラスからの進入・テールランプからの進入・上部屋根部継ぎ合わせ面からの進入
等々・・・いろいろなところから水が入る可能性があるのです。
「なんとなくこの辺りから・・・」なんて 止水処理すると 結果 解決策になっておらず「後々またぬれる」
事になります そんな事を繰り返してきた車体だけに
「進入経路の断定は非常に難しいのか」
「今回の入庫前に何度も部品を付けたり外したりしているから 仮にその部分からの進入だったりすると
現在は雨漏れは止まってしまったりしていないか?」
と 作業前から
いろいろと考えないといけないこの車両 この進入経路を発見するには 通常の走行状態で「どこから水が浸入するか?」を発見する事 その前に部品をバラしたりしては 迷宮入りになる事間違いなし 慎重に作業は進みます
この「雨漏れ発見修理」ほとんどの人は嫌がる仕事の一つですが・・・私は好きです
なぜなら「必ず何処かに原因があるから」です
確かに いつも作業開始時には「うわ・・・発見できるかな原因」なんて思うこと 多いですが 今までそのほとんどを何とか見つけてきていることです また水ですので 目に見えます
他に例えると「電気のトラブル」と一緒ですかね 電気の場合「目には電気の流れは見えないから〜嫌」なんて
声を良く聞きますからね〜
作業手順さえ間違いなければ「原因と解決策は見つかる」のです と信じて今回も頑張ります!
画像周辺に水をかけると 室内に水が入るものの・・・断定までにいかず 数時間・・・
発見しました 微妙な穴を!! その穴から圧力をかけると室内に空気が入る事を確認!「ここから浸水」という場所を突き止めました。
止水処理をして 水をかけると 見事 直りました!
最終的に 屋根から水を流して最終テスト 問題ありません。完成!
そしてお次・・・
「屋根の内張りに折れ線が出ているので 屋根の内張を交換してほしい」とこれまたメーカー様からの依頼です
こちらもメーカークレームにて対応するらしいのですが こちらも時間がない・・
古い屋根内張りを外し〜
屋根の内張がない室内 屋根には沢山の骨があるのがわかりますね。
各部品を外さないと外れない 屋根の内張り これもまた神経を使う作業の一つ
新品の部品も大きいです
慎重に室内に入れたりして〜
そして完成
これも 一晩お預かり という短期での作業です。
しかし いろいろな作業がありますね
これもまた 楽しい作業の一つであったりして・・同じクルマでも 同じのがないのがクルマの楽しいトコロ
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