2024
5/27
一緒に塗るからねぇ~
- 2024.05.27
- 社長のつぶやき
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おはようございます
GW中 一本の連絡から
「バイクのタンクを塗装して欲しい」
と・・・
このお問い合わせの際 その9割が見積りで終わる事多々・・・
それは バイクの外装塗装というのは 塗装の塗り分けがあったり デカール(ホンダやヤマハのステッカー)が貼ってあったり または 凹がありそれを鈑金できない場合 などが多く バイクのガソリンタンクを鈑金して塗装すると 新品部品を購入するより 高額となってしまうケースが多いからである。。。
よって 問い合わせがあっても 「う~ん6万円~ですね」と概算をお伝えすると「じゃ~新品買った方が良いね」と言われ それで 終わる・・
(実際は 新品タンクは そんな値段では買えない・・・)
聞けば 今回お問い合わせのお客様のガソリンタンクは「生産中止」で もう新品のタンクは手に入らない とのこと・・・
わたし「では 現物を一度みさせて頂いて・・・」
とご連絡
そして お客様がGW中に御来店
ワインレッドの部分の凹とキズ・・・
聞けば
「ほぼ新車時から乗ってきて 倒してしまった・・・ いままでこんな大きなキズ付けた事ないから ショックで・・・」
と
「で 新品部品を探したが 生産中止 中古を探すも程度の良いものはなく・・・」
と 心のキズも大きい模様だ・・・
この時には 凹の具合よりも この色を作りだす事ができるか?が 肝心・・・
この画像を 塗装担当の弟に見せ「できるか?できないか?」を判断・・・
「やってみる!?」
ということで タンク単体で部品としてお持ち込みいただき お預かり
予算・修理希望は ワインレッド部の凹とキズが直れば 多少の色の違いなど問題ない
HONDAマークの下の部分のボコボコを修理して塗装 HONADAのデカールはもう部品が出ないから それを壊さない様に作業 白い部分にキズが伸びない様に ワインレッドの部分だけで処理をするという内容
と いうことで ワイレッド部の修理のみという制限の中 作業を開始する
色もなんとかなりそうだ と お客様にご連絡 そして 作業
いいんじゃない
で 作業を進めていく上で 塗装担当の弟が
「HONDAのHの上のキズ どうする?タッチペンしてあるとこへこみは直らないとしてもキズは直った方がお客さん嬉しいよね?目立つもんね 立って見た時 乗り込んだ時 常に目に入るキズだもんね」と 弟
わたし「でもここはいい とお客さん言ってたけど それは「HONDAのステッカーがダメになってしまうし」という意味合いであって 塗装で治るなら 泣いて喜ぶかもしれないよ」
弟「じゃ~適当にやってみるよ」
わたし「あっ!全然理解しているお客さんだから 大丈夫 やってみて」
と お客様の許可もなく 勝手に 作業を進める
これ よく見るとHONDAのマークほゴールドみたいな色・・・黒のグラデーションがかかっている様な なんともいえない色 それに周りを黒いラインで縁取りしてあるという・・・ いわゆるステッカーラベルだからいいけど 塗装じゃメンドクサイレベルの作業だ
弟「こんなんでどうだろう??」と・・・
わたし「いやいや これ喜ぶでしょ お客さん」
弟「デカールダメになっちゃうから凹等 キズ取りは最低限だよ」
わたし「いやいや・・ここまで直るとお客様は思っていないから」
塗装途中なので 肌感はよくありません
これは お客様喜んでくれるはず
と デカールの下の凹の修理ではなく メインが このHの部分のキズ補修に注目が集まっている
で 先週のブログで
この画像一枚だけを お預かり期間途中にブログで公開 これを見たとしたら お客様は気が付いてきれるはず 感動してくれるはず という勝手な私の小さな仕込み・・・(これも楽しい
そして 完成し
土曜日 お引渡し
タンクと再会をしたお客様に 「凹はパテで直して ワインレッドの部分だけの修理なので制限あります ついでにHの部分のキズも直しておきました」と 確認いただくと
お客様 開口一番「嬉しい このHの部分のキズまで 涙が出そうです 本当にうれしい 泣きそうですわ本当に 本当にうれしい 」
と・・・
ここまで 感動していただくと・・・ もう少し仕上げればよかったか!? と・・・
わたし「そんな・・・感動して頂き・・・ 弟を呼んできたいところですが 介護中で今 手を離せず・・・ 伝えておきます また 外装がつきましたら 遊びに来てください!」
お客様「嬉しい とにかくうれしい 凹の修理だけだと 自分でも思っていただけに この何年も気になっていて「もう直らないであろう」と思っていたキズがキレイになっているのが 嬉しい 本当に涙がでる位に嬉しい」
と 本当に 喜んで頂いたバイクのタンク塗装
ちなみに 今回の このHONDA CB1000 のガソリンタンク 鈑金塗装で¥66.000-にて お受けさせていただきました
(仕上げ具合によっては 完璧にという修理になりますと10万円~となります)
なにより お客様に お喜びいただけなくては どうにもなりませんので
大変お喜びいただけて とてもよかったです
暑い夏には乗れませんが その前に キレイになったタンクで ツーリングをどうぞお楽しみください
ありがとうございました
(画像の使用等問題ありましたら ご連絡ください )
さて・・・
ここで 今回入庫の ホンダのCB1000 BIG1と いう大型バイクについて
このバイクが発売された当時 すごいでかいバイクという認識・・・
しかもBIG1という称号が与えられた1000ccの大型バイク
数年前まで大型二輪の免許が無い私にとっては 乗りたくても乗れない 無縁なバイク というか 指をくわえて見ているだけのマシン
一度 仕事で塗装させて頂いた事あつたかな? その時に見た時も「デカイ」と思っていた
もう 10年以上前のこと マラソンのトレーニングでランニングしていると 鳥山町の山の上(ちょうど八木ちゃん宅の山の上あたりの一件家の玄関先に ボディカバーされて 大切に保管されているBIG1 たまに カバーがない状態で置いてあるBIG1を 走りながら 横目で見て デカイな~ こんなの乗れたら楽しいだろう と思って 見ていたのを思い出す タンクに貼られたBIG1のステッカーがかっこよかったなぁ~ と いう記憶がある
そして 今 その免許を手に入れたわたしは
HONDAのCB系も 面白そうだなぁ~
と このCB1000からはじまる SUPERFOUR系のマシン 今は1300ccとなっていろいろ変わっているが 基本 コンセプトは変わらず 30年もの間販売され続けている 歴史あるバイクなのである
いわば ホンダの大型二輪の「顔」の様な車種なのである
と・・・
自分が免許を取得してみると あれだけデカかったBIG1が 普通の1000ccに見える! 面白そうだ これで高速走ったら 楽ちんなんだろうな とか
1000ccのパワフルな感じ 味わってみたい と・・・
何十年と 大型二輪を夢見てきたわたし いままでのその夢は あまりにも大きすぎて 飽きる事はなさそうです
そんな一台一台と お付き合いできる楽しみ
本日は どんな一台に会う事ができるだろう・・・
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