おはようございます

梅のシーズンが終わり　もう桜の季節になってきますね

すみません　曜日感覚がいまだにおかしく　一日がとても早く過ぎ・・一週間があっという間･･　やってないワケじゃないんです　が　　とても仕事量が多く　こなしきれません

つか　お客様がわがままなんだよ　みんな

なんて　体調を崩し　ちょっと遠くから自分の仕事をみつめなおしたら「大変な事をやってるのね　自分達」って　改めて　思った　まさに喜劇である・・・　他じゃ　こんな仕事やらないだろ　って　仕事ばっかりと気が付いたと同時に　この業界では貴重な立場なんだな　と・・・

でも　よく聞くじゃん「以前　使っていた　工場　親切で良かったのに　お店　やめてしまってさ　残念」

って・・・

そんな良いお店は　きっと儲からないからやめてしまうのよ・・儲からないのよ・・・　良いお店って・・

だから　ワタシも　何処かへ消えたら　「やったな！社長」と思ってくださいね

何処かさ　山と川が工場裏手にあってさ　夏はBBQ　冬は雪見酒　でもしながら　仕事やりたいよね　そんな所でやる　メンドクサイ仕事は　メンドクサイとは思わないだろうね　

「気晴らしに　山に走り行こう！」とか「ちょっとﾗﾝﾆﾝｸﾞしてから仕事しよ」なんて　キレイな空気でいいなぁ～　なんて　夢を叶える！　

そんな　貴重な我が社　辺鄙な場所へいっても「来てやったよ」と　お客様は　私を追ってくるハズ　と　自負しております　

だって　ウチみたいに便利な鈑金屋いないよ　ホント

と　まだ　脳みそにウィルスが蔓延しております・・・

昨日も　夕方来店したお客様が「これから港北の湯行くの　社長も気晴らしに行ったら」と　気軽に言われた・・・

わたし「23時まで仕事だからいけない」

お客様「大丈夫1時までやってるから」

わたし「ははは・・・」

あのですね・・・昨日は　お布団のシーツを洗ったので　仕事終わってからシーツの引き替え　洗濯　お風呂と・・・野菜も買ったからお漬物しなきゃいけないし・・・　港北の湯1時まで行ってたら　そこから布団セットしてなんてやってたら死にますわ　私　なんのための気晴らしの温泉だかわかりゃ～しない

いいんです　そのウチ　毎日　温泉に入れる人生が私にはやってくるから

そうだな～・山北とかさ・・・　遠くでなくていい　近場でいいところはたくさんある　山梨にお墓があるから　山梨なんて理想的なんだけど　現実考えると　街に溶け込む事はかなり難しい地域と考える･･･　だからといって山北が軽いとは考えていないが･･･

高齢になって　困っている整備工場や鈑金工場の居抜きがいい　　これは　現実的にこれから増えてくるとおもうから・・・　夢ではない　

夢を叶える為に今日もがんばろう

 

 

そんな　迷えるお客様が当社をみつけて

昨年一通のメールから

「ボデイ下部に錆がある」と　車検整備してもらっている工場や　ﾀｲﾔ屋さんに言われ「早くなんとかした方がいい　錆が酷い」と言われ　錆止め処置をして欲しい

との　お問い合わせ

ありゃ・・・

二店舗からも「錆が酷いから」と言われた　お客様・・・

そんな　ご相談　見るのが怖いなぁ　正直・・・

本当に錆びが酷いのは「直せない」というクルマもある

なんでもかんでもフレームを交換すればいいか？といったら　そうでもない

人間の骨と同じで　骨を切って　新しい骨を組み込んでも　そもそもの骨が弱くなっていたりしたら　再生もしないし　この後も　よい結果は生まれないから　ある程度　ダメな場合　私は「直して乗れます」とは　気軽には言わないのが　錆びの修理　やはり屋台骨はきちんとしていないとダメ（ダメでもそれと付き合っていきたい　というなら別ですがね）

そんな事も踏まえ

「では一度見させてください」

と　いうことで　お客様　ご来店

ご主人と奥様でご来店

聞けば「このクルマでｷｬﾝﾌﾟへ行ったりして　雪　山　川を楽しんでいる」と・・・

ご夫婦共々　このクルマを愛でているのだ　という雰囲気が伝わってくる

ご主人は笑顔が絶えない人　奥様は女優の　常盤貴子さん似の奥さまから　話を聞いていると　このクルマを愛している　感がビシビシと伝わってくる

現車の現状を確認する前から　ご夫婦の「ｸﾙﾏ愛」が　ビシビシと伝わってくる･･･

正直　ボディの下廻りを見るのが怖い・・・　こんなに愛おしい愛車が「錆でダメです」なんて　私伝えたくない・・・

けど・・・　現状を確認しなくてはいけない

ご来店時も「早めになんとかした方がいい」って言われて・・・と　ご不安な様子

まず　カルテがないので　このクルマの使用状況やこの先何年乗るか？などを聞く・・・

そして　現車確認

わたし「では　見させていただきます」

わたし「ん？？？」

わたし「錆が酷いと言われたんですよね？」

お客様Tさま「はい　早めになんとかした方がいいと・・・」

わたし「ちょっと待ってください　もう少し見させてください」

Tさま「はぁ･･･（やはり酷いのか？）」

わたし「どこが錆びていると言われました？？」

Tさま「足回りやフレーム」

わたし「はあ・・・う～～～ん　もう少し見させてください」

と　Tさまは　不安ですよね・・・　

でも　わたしもこのクルマ初めて見るしわからないし・・・

で　下廻りを簡単に　一通りみて

わたし「これで　酷いと言われた？？？」

Tさま「はい」

わたし「正直お伝えしていいです？？」

Tさま「は・・・はい・・・」と　不安そうなご夫婦の顔・・・

そして　私も自分の眼がおかしいのかと思う位にもう一度確認・・・

わたし「どこが　錆が酷いのかわからない・・・」

Tさま「えっ！？」

わたし「ちょっと待ってくださいよ　もう少し見させてください　　先日も　錆で酷いの一台施工したりしてますので・・・」

と　改めて　フレームの付け根や　各部　を見て確認

わたし「これで　海・山・雪　行かれているんですよね」

Tさま「はい・・・」

わたし「正直言っていいですか？？？　確かに足回りやフレームに錆が生じております

が・・・　今お聞きした使用用途でこの錆の傷みって・・・　正直適正ですし　逆に程度いい方だと思います　その使用用途でしたら」

Tさま「えっ！うれしい！！「ダメだ早く手を打て」と二店舗で言われ　正直ダメかと思っていただけに！！」と　心配顔から笑顔が生まれるご夫婦」

わたし「いやいや　でも　私の見落としかもしれないから　ちょっと　もう一回見てもいいです？」

と　下廻りを見渡すも・・・　年式　使用用途からしたら　相応の錆　いや程度は良い方かもしれないその使い方されてきたクルマとしたら・・・

そりゃ私は　普通のクルマ業界の人間よりは少しは多くの錆びたクルマを見てきている　そんな多くをみているだけに麻痺をしているのかもしれないけど　本当に「もうお乗り頂くのは考えた方がいい」という錆が酷いクルマも数多くみてきた　その反面　程度の良いクルマも多くみてきている　だから　錆びたクルマを見る時には「今後何年安全に乗れるのか？現状がどの位酷いのか？」は　少なくとも　他のメカより　見抜く眼は持っていると・・・思っております　　お客様の使用用途からどうすべきか？　錆が軽いのか？ひどいのか？位は　わたしでもわかっているつもりではいます・・・

わたし「やっぱり程度いいですよこのクルマ　今までいろいろ見てきた中では　悪くはない　まだ間に合います　延命できますよこのクルマ10年でも15年でも乗っていけますよ　全然」

Tさまご夫婦「いや～うれしい　よかったね～　まだ乗れるって　ずっと乗っていきたいので嬉しい！」

わたし「なんか　酷いって　お聞きしていたので　拍子抜けですわ～～～」

Tさま「いや～よかったです　　では　順番で　錆止め処理をお願いできますでしょうか？」

わたし「かしこまりました　ですが　すぐにはできませんので　来年入ってからお願いします」

と　とにかく　ご夫婦の不安な顔から　錆が酷くないとわかった時の笑顔が忘れられない　素敵なご夫婦

で　お約束させていただいたのが　2024年のこと・・・

で　今年に入り

Tさま「そろそろお願いします」

と　連絡

私の心の中では「あの　酷いと言われたキャラバンか・・・　私が見落としているどこか酷い部分あるのか？錆の？？？」　と　不安を抱える中で　お預かり・・・

期間は3週間　

 

まだ　このクルマをお預かり時は脳みそがヤラレテいない直前　私みたいなクズな経営者にもこうして　困ってご依頼いただけるお客様が居るという事　そうしたお客様を裏切らない為にも　しっかりとした仕事をする事　クソはクズなりに一生懸命生きております　脳にﾀﾞﾒｰｼﾞを喰らっても　仕事だけはきちんとこなしたいと考えております

さて　スタートです

 

当社で施工できるクルマのサイズは　ｷｬﾗﾊﾞﾝ・ﾊｲｴｰｽの標準ﾙｰﾌの長さは短いタイプのものまでがリフトに入るｷﾞﾘｷﾞﾘのサイズです　ﾜｲﾄﾞやﾛﾝｸﾞやﾊｲﾙｰﾌはサイズ的に無理ですので・・・あしからず