2013
11/04
錆修理の落とし穴・・・
- 2013.11.04
- 社長のつぶやき
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本日 お昼前に 事務所に新規のお客様のご来店
お客様(O様)「すみません」
私(W)「はい~どうぞ」
Oさま「ちょっと 車の修理についてお聞きしたいのですが・・・」
w「はい ではどうぞ お座りになって お話お聞きしましょう」
Oさま「今 車は乗ってきてませんが デジカメで画像を撮影してきたので見て頂きたいのですが」
と 画像を拝見すると・・・
Oさま「エアコンの風を導入するダクト部分が 錆びてしまって ここの修理がどの位費用が掛るかを・・・」
と デジカメの画像を拝見すると
w「いや~これは酷い・・・ 修理すれば それなりに費用は掛りますが・・・」
という程に 錆びて朽ち果てているのです 鉄板が
Oさま「 ちょっと愛着がある車だから 何とかしてあげたいと思いまして・・・今までも 錆びては直してを繰り返してきたのですが~」
W「と いうことは 錆が他にもある??ってことですか??」
Oさま「実は この車 北海道で乗ってたのを この関東に持ってきて 乗っているのです」
と・・・
どうりで 錆がひどいはずです。。。
w「何とかしてあげたいのですが・・・ この先も この車に乗っていく ということで あれば ちょっと考えた方がいいかもしれませんよ」
Oさま「はぁ~」
w「では この車の 今までの 経歴を教えてください」
と 今までの この車とお客様の歴史 これから どうやって乗っていきたいのか?? をお聞きしてみましたが
「この先も乗っていきたい」と いうお客様の熱い思いがこの車にはありました。
お客様の ご希望を 聞いて 私が出した答えは
w「このクルマをベースとして 今後乗って行くことは厳しいでしょう」「このクルマと同じ中古の程度が良いのを探して乗り換えた方が賢明です」
と はっきり お答えさせていただきました。
正直 直そうと思えば 直せますが・・・費用が掛ります そして その後の「リスク」も抱えて乗り続けないとなりません。
そう考えると この錆のクルマを直したとして この先10年 15年と・・・ 保障できません
トータル的に考えても それの方が お客様にも負担が少ないからなのです。
もちろん 修理してくれれば 工賃売り上げとなるので 我々ありがたいのですが・・・
そして お客様と 「クルマを探すことにしましょう」 ということで この先 長いスパンで 同じ型の車を探すことに決定。
Oさま「今まで 相談をしても「無理」と断られるだけで・・・」
と・・・
Oさま「これで「乗り換え」という 選択肢が増えたので 今まで「錆」というこのクルマの心配事も減ります」
と・・・
確かに オーナーとなるとなったら・・・ 錆は 怖いものです。
直せる錆 手遅れな錆 と・・・錆の種類にもいろいろあります
「レストア」じゃないけど それなりに手を掛ければ 元にも戻りますが 私共は「その先の5年 10年 お客様は この車をどうするのか??」を お聞きするのです。 同時に そのクルマは 流通がまだあるのか 希少車なのか を調べて 数年後には「捨てる」というのであれば 修理をお受けしますが 「乗り続ける」というのであれば 保障できないものであれば 今回の様に お受けはしません。お金を掛ければいい って問題でもありませんし それよりも「そのクルマが何年頑張ってくれるか??」が肝心です。
よって 今回は まだ 中古車市場で探せば 同じクルマを探すことが可能そうな車種であるために 程度の良い車を安い価格で探すことに決定したのです
だって・・・ お客様が愛する一台なのですから・・・ 「これから」の先も考えるのも我々の仕事かと・・・
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