2013
11/23
どこが原因?わからないサスペンションの損傷事故 ホンダ オデッセィ その1
- 2013.11.23
- 社長のつぶやき
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昨日は
FacebookではUPしてましたが 車両陸送で「みなとみらい」へ。。
昨年 作業させて頂きました「日立アドバンストデジタル」様の イベントカー のHonda BEAT のEV車の搬送です。
車検は取得し 公道走行も可能な車両ですが メーカーの技術がたっぷりと凝縮された車両
週末の みなとみらい周辺の大渋滞に巻き込まれ 何かあったら 一大事!!
時間指定の陸送は手配できない ならば「羽鳥に頼もう」という 上層部からのご依頼に お断りする理由もなく Let’s引取り!!
お客様にご迷惑をかけない パシフィコ横浜交差点横に 開催場所から最短の積み込み場!!に陣取る積載車!これも 陸送屋としての技量が問われる 積載場所の確保! 任せて! それゃそうですよ わたし 散々 引き取りに行き「こわ~~い」方々に積載積み込み時に「どなられましたもん」その昔・・「邪魔だコノヤロ~」と・・・
そして 無事に積み込み完了! 一年ぶりに会った いとしのBEAT君 日立の人々に可愛がられているのか すばらしいコンディションで キレイキレイです。。
で もって 帰りは 大渋滞にハマり・・・ 帰りは 一時間近くかかりました。。
こちらの車両は 只今 我が社で 二重三重にわたる警備の上 厳重に管理させて頂いております。。(防犯見張り番は寝れないぞ)
と では 本日の話題に行ってみましょう。。
本日 納車になりまして お客様からも 画像使用許可を頂きましたので 本日より「ホンダオデッセイ 左後ろの足回り変形修理」編を お送りいたします 気合を入れてお付き合いください。。
まずは お客様の ご来店から
新規のお客様で 「インターネットをみて」 ということで まずは ご相談ご来店。
お客様曰く(以下C様)「息子が 助手席側の後ろのタイヤを ぶつけてしまい タイヤが「そっぽ」向いてしまって・・・」
わたし「はい~」
と現車を確認すると
↑A前から すかして見てみます 後ろのタイヤですよ
反対側は~
↑Bこんな感じ
よ~~く 後ろのタイヤを見てみて見てみて
↑Aこちら損傷側
ボディとタイヤの出具合を~~
↑Bこちら反対側の正常な部位
Aの画像 タイヤが外に開いているの わかります!?
タイヤに関しては 内側が 片磨耗して 使用限度を超えております しかも 左右でワイヤーが出てるって!? 一体どうなってる!?
まずは 新規のお客様ですから 車の今までの事をお聞きしカルテ作成です。 この事故や この車の今までの履歴等をお聞きする
Cさま「事故は1~2ヶ月前」「息子がぶつけて~ 気がついたらタイヤが片磨耗しているので タイヤをローテーション」「それと共に 行き着けの車屋さんに持ち込んだら「見たけど何処が損傷しているかわからないから 他の工場で見てもらってください」と言われ ネットで検索して お宅に持ってきてみた次第です」
と・・・
わたし「ならば ウチでもわかりませんよ」 と言ってしまえば なんとも簡単な話ですが・・・
「日本自動車変態板金塗装組合(日本一クルマ修理に対し命がけで対応し「誰もなし得ない修理を斬新な視点から修理・アドバイスをする」 まさしく修理業界の「変態軍団」のことである)」のゴールド会員である私としては
「はい では まず見てみましょう その結果 をまずは連絡します」「が・・・ 他店でわからないといわれて 私がわかるか?出来るかは わかりませんが 」と 付け加えさせていただきまして。。
だって お客様が 行きつけの修理屋さんというのが この辺りでは有名なお店「クルマ業界のリッツカールトンを目指す!」と言われている 今や飛ぶ鳥を落とす勢いで店舗を増やし業績をあげている(業績は知りませんが)と言われる 最新鋭の技術で修理しますという 車屋さんでして その工場で働くスタッフは「技術職人」が集まる工場さんだったのです。。そんな技術集団の人が分からないとなると・・・ 気が重い・・・
わたし「では まずは確認からしてみます」
ということで お預かり
まあ まあ 現車確認からですね。
こちら 正常と思われる右後ろと
今回の損傷部の左後ろ
確認していくと 各部品 取り付け部を外して点検したのか!? 各部が微妙に調整・点検された痕跡があります。一度 他店で確認作業されているので 事故時の状況からは 変わってしまっている部分もあるはずです その辺りを慎重に考えて 確認していかないと「何が原因で」「何処がダメなのか」を 把握することができません。が・・・ 一度 この様に「治療」されている車体の確認は難儀を要します。
さて 本格的に 確認です
この部分は 俗に「サスペンションアーム」と呼ばれている部分 ダメージを受けた際には「全ての部品交換」が一番確実に元に戻すなパーツ 部品新品交換となりますと15万円は軽く超えてしまう修理となってしまいます 保険ならば 交換で良いですが
ですが 今回は 自払い修理 ですから 損傷のある部品のみを交換して済ませる方法 もちろん あやしいパーツは全て交換しますが・・・何が悪いのやら・・・
しかも この部位には 何mmとかの寸法表がない部分 とにかく経験で 損傷部分を確認していきます。
↑まずはBの正常な方の寸法を・・・
↑そしてAの異常と思われる部の寸法を・・
↑Bの寸法
↑Aの寸法と・・・
一度は タイヤがボディにも干渉する位に 衝撃があったものと思われる 痕跡が・・・
とにかく 見る 確認する 寸法を取る 見る・・・と 確認 確認。・。。
なぜ ワタシがここまで 見て見て見倒すかというと その昔 仕事の師匠でもある 父に 仕事で行き詰まった時に相談すると「なんだ!?泣き言か!?」「できない わからない んだったら そんなのやらなきゃいい わからないんだったら やめちまえ」と・・・ 「技術や経営のやりかた」を ワタシに一切伝授してくれなく 本当に苦労(今も苦労してますが)しましたが そんな 教育からか!?
とにかく 流れに身を任せて考える 考える・・・ そうすると おのずと見えてくる光があるのです・・・右に左に上に下に・・・とにかく 五感をいかして感じ取るのです
そうすることにより「カラダ」がおのずと解決の方向に向かうのです それに伴い「このクルマには負けない」という強い信念を持ち 板金でも塗装でも 作業にかかるわけです とにかく 「ま心」 この「ま心」を わたしは「マシン(機械)」と読むのです!!
おっと いけない なんだか 宗教家の様な・・・ 違うんでです!違うんです(汗・・・
確認の後に 「ここかな??」と・・・
でも ここの部分を交換するには ワイヤー等が貫通しており 足回りを ほぼ バラさないと 交換できないのであります しかも このクルマは 4WD車 まぁ 難儀を要する わけですね。。。
でも 解決させるには この部分を交換しないといけませんが この部分だけでなく 今回は この・トレーリングアームと言う部品と・ナックルアーム という部品をお客様に交換をお勧めし その際に 付随となる ハブベアリングも交換する ということを条件に お客様に 「約8万円位かかります」ということで 結果をご連絡。
作業OKを頂き いざ 作業へ。。。
ということで 長くなったので 次回に持ち越し
お楽しみに。。
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