2016
7/05
ユーノスロードスターのステップ部錆び修理 その4
- 2016.07.05
- 社長のつぶやき
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おはようございます。
相変わらず お問い合わせの多い「全塗装」のご依頼
現在 当社では 全塗装の受付は 休止させて頂いております
というのも「お客様にご迷惑をお掛けするから」
一年・二年・三年・四年と・・・ お待ちください と お伝えしてきましたが ちょっと厳しいかな・・・と。。
「普通に塗装」すれば良い車両ばかりではなく 細かい指定や希望がある そんな中で 通常のメーカー様からの仕事・整備・大小の鈑金塗装をこなしながらの全塗装は無理と判断しました。
せっかく お問い合わせを頂いておりますが そんなお客様の全塗装を「サッ」っと済ませるわけにはいきません。 正直 その一台を真剣に作業すれば 一週間~二週間で 全塗装はできるでしょう・・・ ですが それ以外のお仕事も沢山ありまして 一台集中で作業することは到底無理。 お預かりするからには 真剣に 全ての技術を注いで作業をしたいのです。 ご理解の程 よろしくお願いします。
毎度 わがままで 申し訳ございません。
さて・・・
なぜ 錆びている部分を交換しないのか??
では 気持ちよく 交換するためには どう交換するのか??をイラストで見てみましょう
↑NBロードスターのサイドパネル部のイラスト
絵は見ずらいですが こんな感じです。
74-130がメインで交換する リヤフェンダー部 (先日必要な部位をカットした部品ですね。)
71-270 こちらがサイドシルパネル(ステップパネル)という部品
上記二点を交換すれば終了なのですが「これを 交換しましょう」となった時・・・
70-020という部品も交換しなくてはいけません
わかりやすく
↑切り刻んでみましょう
↑錆の生じてる部分
↑この様に「かぶさり」ます
↑そして Aピラー下部部は
↑この様に「かぶさって」おります
↑この様な 構造になります。
「交換しちゃえばいいじゃん」と 言ってしまえばそれまでですが キレイに交換するとなると かなりの大掛かりな取り外し交換作業となります。
↑俗に「カット交換」といいますが それが嫌であれば 全交換なのです。
↑この71-020は ドア取付部のドアヒンジ取付の部分 そんなところまで交換するのです。
なぜ この部品の交換に「あ~でも」「こ~でも」いうのかというと「溶接」をしなくてはいけないから。 「溶接=鉄と鉄を溶かして合わせくっつける」ということ 鉄を溶かすということは 塗装は剥がれる もちろん剥がれた部分は錆びとめ塗装するのですが その接合部はボディの裏側であったり 手が入らない内部 そんな内部の錆びとめはどうします?? そんな感じで修理をしたパネルが傷んだら??? 交換すれば気持ちよいですが この溶接パネルを あれもこれやと 交換すれば良い というものでは・・・ と これは わたし個人の見解であり 正解でもまったくありません。
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